住宅の省エネ基準

住宅の省エネ基準が改正されました。現在は旧基準については経過措置期間とされている為、すでに施工されている新基準の両方が適用されています。

【プロ向けの内容が含まれます】

旧仕様においては平成27年4月1日に経過措置期間が終わり、その日以降は新基準になる訳ですが詳しい内容をご存じでない設計者や建設業者のプロの方も多くいる様ですが、それ以上に“変わった事事態知らない”と言うプロの方もいるようです。

なぜ設計者や建設業者などのプロが知らないのか…ですが、この省エネ基準と言うものは性能評価やフラット35Sなど活用しなければ、設計に直接関係するものではない為、技術的な事に重きを置いていないプロの方などは実は聞き流してしまったと言うのが本当かも知れません。

ただ今後この省エネ基準が適合義務化する様に検討されており、確認申請レベルで書類提出…なんて事も考えられプロとして“知らなかった…”とは言えない現実があります。先日ですが私は勉強会に参加し新基準の検討方法など教えて貰いました。事前に色々調べておいたのですがやはり直接教えて貰うとよく解ります。

①:一つ目の検討は『外皮』です。この外皮とは断熱材や外部建具などの検討です。求める値など言葉が変わっていますが実は旧基準の検討方法が変わっただけです。簡易計算法などはネットでも手に入りますし、恐らくCADソフトに連動されてくるのでは?…と聞きました。

そして二つ目の検討は『一次エネルギー消費量』です。この“一次”と言うのがポイントで設計では重要となります。設備仕様によっては“この住宅はエネルギーを消費し過ぎている…”となり設備仕様を変更しなくてはならなくなりますので、設計など事前のチェックが必要です。また検討などのソフトは現在ありませんので【独立行政法人建築研究所】のHPで計算する事になります。実は計算方法については、それほど難しくないので事前に内容など確認しておくとよいと思います。

【一般的な話です】

省エネ住宅を造ると言う事はエネルギー政策では重要な課題だと思います。しかしこの省エネ基準が義務化されれば、住宅の仕様はUPし今度は建築費用が上がる住宅もでてきます。

また施工中に設備機器の変更や追加などは、よくある話ですが、義務化されると簡単に変更も追加も出来なくなる可能性があります。つまり建てている時に考えれば良い…が出来にくくなくなるのです。

そしてもっと重要なのが義務化されると伝統的な木造住宅などが建てれなくなる可能性があるのです。その為現在は『義務化については検討中』となっていますが、義務化されると伝統的な職人技までもが絶えてしまう恐れがあります。

そう考えると推進はしなくてはならないが義務化までは…と思ってしまいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

デザインの自由と設計の技術と

設計事務所の独立と共に建築の検査員を業務として行っている事もあり、様々な建物を見る機会があります。

その為今までに見てきた物件は既に数千件は超していると思います。そして見てきた物件には設計事務所さんや施工会社さん、そして職人さん…其々に考えや拘りもあり

なるほど!

と思う物件や本で見た事しかなかった様な最先端技術を使った物件もありました

((φ(・д・。)ホォホォ

ただその様な感心する物件とは逆に

(@_@;)…

となってしまう様な物件も中にはあり、大丈夫なのか?と思ってしまう物件もあるのです。

その様な物件の多くがデザインを追及し過ぎたり、時にはデザインしか考えず家として当り前の事を忘れてしまっている様な物件で、その結果…瑕疵が発生し易くなったりします。

デザイナーという面から見ればデザインを追及する事は当り前の事、そして依頼者もその事を望んで設計者や施工会社に依頼していると思うのです。しかしデザインを考え実設計を行ったのはデザイナーという立場よりも、資格を持った設計者(建築士)である筈です。設計者である以上瑕疵が発生する危険を冒してまでデザインを追及するのは如何なものかと…

第一依頼者はデザインを気に入って依頼しているとはいえ、そのデザインに瑕疵の危険があるとは思っていない筈です。

デザインという世界は大きな海の様に自由です。しかし大きな海に出る為にはその海を渡る技術が必要な様に、建物をデザインする為には設計という技術も不可欠になります。そんな技術をもたず海に出る船(家)を見ると私は余計なお世話かもしれませんが心配になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

エコハウスは難しくない③

住宅金融支援機構の発表記事より

フラット35Sの技術基準を満たした住宅から排出される二酸化炭素(CO2)が一般家庭のCO2排出量よりも32%少なくなると試算結果をまとめました。

金利引下げのメリットだけでなく、環境保護の観点からもフラット35Sの利用を呼び掛けていく考えです。

試算は経済産業省の「長期エネルギー需給見通し(再計算)」をベースに行ないました。それによると、自家用車を利用しない一般家庭の年間CO2排出量は3480㌔㌘、フラット35Sの技術基準の一つである「住宅性能表示制度の等級4相当の躯体」を満たす住宅ならこれを800㌔㌘削減でき、高効率給湯器の導入によりさらに300㌔㌘の排出削減が可能になるとしています。

※高効率給湯器とは「エコ給湯」や「エコウィル」と言った給湯器の事を指します。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

エコハウスは難しくない②

エコを…といえば温暖化問題も取り上げられます。ご存知の通り、工場や自動車等からCO2が発生するのではなく一般的な住宅からもCO2は発生します。

住宅におけるCO2の発生源は給湯器やコンロ・暖房器具があげられます。これらを全て電気にする事により家庭から発生するCO2を削減する事が可能なのです。(電気を作る工程はちょっと省きます)

“全て”と書きましたが実は

給湯器:ガスor石油給湯器⇒電気給湯器(エコ給湯など)

コンロ:ガスコンロ⇒IHコンロ

暖房器具:ガスor石油暖房⇒エアコン・電気式暖房器具

の三種類だけで意外と簡単に実行できるものばかりなのです。

コンロは火(ガス)を使いたいと願う方も居るとは思いますが、それならば…給湯器や暖房だけでも電気にする事により削減は出来るのです。

(住宅の太陽光発電装置については後日記事にしますね)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

エコハウスは難しくない①

ペア硝子のサッシを標準的に採用している建築会社は多いですがペア硝子のサッシ(アルミ枠)にも断熱性サッシと非断熱サッシがあります。しかしこの違いに気がつかず“ペア硝子”という謳い文句だけでメーカーや建売住宅を選んでしまうケースも多くあります。

断熱性については、つい壁や天井の断熱材に目が行きますが、最近の断熱材の性能や施工精度は高くなっており気密住宅も超気密住宅が増えている事を考えると、建物の断熱性能を高めるには今はサッシ部分に重点をおく事をお薦めします。

TV等で“エコハウス”を紹介されていますが、これは特別難しい事ではなく建物のサッシ部分の仕様を断熱サッシにするだけでエコ住宅の仕様になってくるものなのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう21

今回は窓の選定方法・・・

窓には様々な大きさと機能を備えた窓があります。これら窓の選定によって外観のデザインと使い勝手が決まってきます。私は一般的にデザインの良いもの程使い勝手は悪く,デザイン的に普通なもの程使い勝手は良いとお客様には説明をします。※ここで言う使い勝手とは日常生活から掃除にいたるまでです。

窓の大きさ(幅)は・・・

窓の大きさを考える時当然構造耐力の事も考えますが同様に家具の配置も考えます。それらを考慮して窓幅を決定します。

窓のデザインは・・・

窓は光と風を取り入れる場所です。出来るだけ一部屋に2箇所は窓が欲しい所です。(間取りによっては無理な部屋もありますが・・・)そして一箇所はメインと考え残りはサブとして考慮します。メイン窓は大きく使い勝手の良い引き違いが良いでしょうね。外観を考慮してデザイン的に変化を持たせたい時はサブの窓を変えていきます。またデザインを考慮する時に窓の高さも考慮する事を忘れずに・・・

平面・立面だけでも・・・

最近は計画中にパースや模型で家の出来栄えを確認できる様になってきました。しかし工務店によっては作成できない所もあります。そんなときの簡単な判断基準です。。。敷地周りからよく見える面を2面選びます(南立面と東立面。という風に・・・)それぞれの面にメインの窓,サブの窓と分かれている事。そしてその立面図が2面とも絵としてかっこよいならばまずかっこ悪くはないでしょう。。。もし外壁を張り替えるなら色のメリハリを付ける事がお薦めです。

いままでに良かった窓・・・

一言で見栄えがする窓はフルオープンの窓です。(クローゼットの折戸みたいな窓です)窓の外にウッドデッキを設置するとかっこいいです。ただ幅が2700mm位取れないと逆効果があるので要注意です。また雨戸も電動シャッターにしないと不便・・・。

さて次回は・・・ネタ探し・・・(?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑳

今回は大きな窓について・・・です。

気が付けば20回目・・・初心を忘れず毒を吐き続けます!(?

最近TVに紹介される住宅をみると・・・大きな窓・大きな扉が共通のようで・・・まあ私もそれを見てかっこいいなぁ・・・と思います。。。しかし時折疑問が・・・

阪神大震災後,建物の角には壁を設けよう。大きすぎる窓は危険。避難が出来るように避難経路を確保しよう。・・・とみんな考えていたと思う。だがこれだけ地震に対して警戒しなくてはいけないと報道されているのに最近流行のデザインハウスは・・・。やはり日を重ねるとあれだけの惨事も忘れてしまうのだろうか・・・大地震にも耐えられる強化ガラスを設置されている事を望みます。

家内の親類が神戸に住んでいます。義祖父が入院し見舞いに行ったのは震災後4年が経ってからだった。あの惨劇の中に義祖父・義祖母もいたが幸いにも難を逃れた。恥ずかしい話だが私は倒壊した建物を目の前で見る事はなかった。(まだ震災の時には家内とも知り合っていなかった・・・)当時勤めていた設計事務所のTVで震災の状況を見ていた事を覚えています。(当時大阪の設計事務所に勤めていた友人が震災後職を失い,今度は解体会社に勤めていると連絡があった・・・) 震災後4年が経過した神戸の街は震災の傷跡など分からないくらいに綺麗になっていた。。。しかし・・・私が見たのは表面だけだとすぐに気がついた・・・それは仮設住居に住む人達を見た時・・・今はこの光景は見る事は出来ない。しかし私の脳裏にはしっかりと残っている。その為だろうか・・・ある大手住宅営業マンが私がいる事務所で営業目的で震災の写真を貼りだし,この写真を営業目的で無料配布しようとした時は腹がたった・・・(私なりの小さな抵抗として指示された部数の配布用写真を用意しなかった) 私は『何事も天災を人災にならないようにしなくてはいけない』と思うんです。 地元の建築士会で道路の避難経路の調査(簡単に言えば敷地塀の調査)をしたが危険な塀も多かった・・・。

窓の話に戻しましょう・・・明るい部屋は気持ちが良いものです。窓を大きくしたいという要望は実際多い。散歩をし建築中の家を見ると出来るだけ窓を大きく!・・・と要望があったかのような窓も設置されている。地震の危険性だけではない,雨漏りの原因になりそうな窓もある。『だれか注意したのか・・・御施主様はその危険性を知っているのか・・・』そう思うが私が出るわけにも行かないからその家を見ては犬に話し掛けて止める。。。窓も適材適所だと思う。内部建具だってそうです。大きなドアほどメンテナンスは必要。。。そう開け難い閉まり難いドアではね・・・

では次回は・・・私なりの窓の選定方法です。。。え?つまらなそうだから止めろって?そう言わないで読んでみてくださいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑲

今回は建築コストについて・・・

私は以前ローコスト住宅の企画をした事もあり色々な会社のローコスト住宅について調べた事があります。建築コストについては私がよく遊びに行く建築屋さんが詳しいと思いますが私なりの見解をここで・・・

本体工事価格と坪単価・・・

メーカーのパンフや広告を見ると本体工事価格が表記されている事があります。その価格をみると凄くお値打ちの住宅のように思えますが実際本体工事価格ってなんでしょうか?・・・それとも何処から何処までが本体なんでしょうか?・・・実はその決まりは各メーカーで独自で決めていて同じ条件では解りにくくなっています。いかに本体工事価格を抑えて表記し問い合わせを増やすかがメーカーの考えているところです。 (集客目的の企画)  ローコストメーカーに見積依頼し提出された金額をみると想像するよりも高い事があったりします。 (あるメーカーではOPは定価で・・・なんて事もありますから・・・) 実は昔ローコスト住宅と競合した事があります。私はローコストを売り物にしていませんでしたが仕様等合わせるとほとんど価格は変わりませんでした。それどころか・・・。(爆  私の友人で建築費用はもっともっと下がると信じている奴(K君君です。。。)がいますがこれ以上下がる事は難しい所まできています。それどころか物価が上がれば当然・・・。坪単価だってそうです。メーターモジュールを売り物にしているメーカーがなぜ坪で表記するのでしょうか・・・それは同じ間取りの物件でもメーターモジュールの住宅と尺モジュールの住宅では面積は20%増えてきます。後は算数の問題です。。。同じ数値を大きな数値で割れば答えは大きな数値のほうが小さくなるんです。だからメーターモジュールの方が坪単価は低くなるんです。 (メーターモジュールの方が工事価格は高くなりますけどね。。。)だから表記価格だけで安いと決め付けるのは危険です。見積を取り各社よくよく比較検討して決める事が重要です。  施工床面積って言葉にも要注意・・・

見積以外にもお金は必要・・・

見積に入っていない工事を確認してください。電気照明・カーテン・TVアンテナ・電話・登記費用・エアコン・引越し・そして新調する家具・・・あ!鍋もです。当初の予定以上にお金はかかります。自治会費なんてものもある・・・そんな必要になるお金を用意しなくてはいけません。このようなお金は自己資金内で補わなければならない事もあるので要注意です。メーカーは最初の建築予算にあわせて見積を持ってきます。(時には値引きした状態で持ってくることも・・・)自分のお財布の中は自分で管理しないといけません。その分値引きさせればなんて考えはお薦めしませんよ。。。

私は以前営業マンをよく見るように記事にしました。しかし同じ様にメーカーもお客を観察しています。展示場内でお客の動きを観察しています。中には長期戦略の営業マンまでいる始末・・・運命的出会いと思いきや作られた運命のときもあるから恐ろしい・・・。いやいや私が言いたいのはこれじゃない・・・

工事中職人さんにはやさしく接してください。駄目な事は駄目ですが相手はプロです。信用する事も大切です。御施主様に信頼されていないと大工さんだってやる気をなくします。無意識で・・・なんて事になるのはお施主様にとって損ですからね。。。

さて次回は・・・ねたぎれですぅ・・・(汗

・・・そうだ!大きな窓についてにしましょうか。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

家について考えよう⑱

今回はインテリアについて・・・です。

その前に・・・改装工事で打合せした事が職人さん達に伝わっていない!!!寸法も間違っている!!!・・・一番こだわった部分がこれでは・・・がっくり・・・さて気を取り直して本題に。。。

インテリアと言っても建築の室内・・・だから天井や壁・床の選定ついてです。

壁紙を選定するとき『せっかくだから面白い壁が良いよね・・・』という方がみえますがその考えに対し私は好きではない・・・いわゆる内装材は絵で例えれば背景だと思う。背景が個性的だとその絵はどうなるか・・・ピカソ?・・・そう考えれば良いかも・・・・・・・ってそんなわきゃない!・・・ゆったりと出来る部屋が欲しいでしょ。。。毎日にぎやかな部屋では疲れちゃう・・・まぁ・・・家具も無いソファーと小さなテーブルだけの部屋ならそれでも良いでしょうが・・・。壁画を思い出して・・・

部屋の主役は家具達・・・

部屋のイメージを作るのは家具だと思うのです。建築はインテリアデザインに対し脇役であるべきと思います。私は日々変わるLifeに対応出来る部屋を創りたいと思うのです。その点でデザイン住宅のインテリアデザインは・・・住み人のLifeを逆に創ってしまう。その部屋に合う家具も決まってしまう。そもそも建築デザイナーが『私の作品』とコメントする事に異議を感じる私です。『私の・・・』の『の』が気に入らない。。。お客様に対し高いお金を払わさせて自分の作品に住まわせているようなこの言葉が嫌い。その割には技術的知識が乏しい・・・乏しいのに他人の助言は聞かない・・・以前も階段の手摺の隙間が広く子供が落ちるのではないかと助言したが『これがデザインです。』と言わんばかり・・・

良い家とは住み人が全ての事に対し安心して住める家の事だと思う。

おっと・・・だいぶ話が脱線してる・・・まあ建築におけるインテリアの基本は・・・シンプルなデザインに・・・です。アイテムも適材適所が一番です。・・・けっして化粧梁や勾配天井,腰板,珪藻土の壁が駄目って事じゃないですよ。それらアイテムが強調しすぎないようにするのがやすらぎの部屋への近道と思うのです。そして自分の部屋のイメージを強調するのは家具達です。何事もメリハリが大切だと思うのです。

天井・壁・床の色・・・

天井は白っぽい色が良いと思います。それは光を反射して明るい部屋が出来るからです。黒の天井って圧迫感があって暗い感じがあるでしょ?だからです。天井⇒壁⇒床の順番に色を濃くするのが基本です。。。ただ広いリビングでダーク系の天井を使い重厚感を出す方法もあるのでそれが全てという訳ではないでしょうが・・・

では次回は・・・建築コストについてです。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑰

今回は色々なアイテムを考えよう。。。です

そうそう始まる前に昨日記事を書き終わり保存しようとしたら保存出来なかった・・・慌てて記事をワードに保存・・・そしてその記事を再度掲載したのでおかしい所がありましたらごめんなさい。。。

さてさて・・・まず始めに・・・あなたの好きなアイテムって何ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうですか。それは良いアイテムをお望みですね・・・(ヲイ

アイテムの有無は関係無しに貴方の家造りのテーマを決めましょう。。。そうテーマです。決めれますか?・・・・・・・なんでも良いのですよ。例えば『かっこいい家』とか『新しくなつかしい家』とか『無垢な家』・・・なんでも良いのです。『△よりも□』なんてな物もOKです。それがスタートラインになります。そのテーマが欲しい家だったりします。途中で変更しても良いんですよ気軽に決めましょう。。。

さて細かいアイテムについてですが、欲しいアイテムを間取りプランの作成前に担当者に伝えておくのが良いでしょうね。そう間取りによってはアイテムが使えない事だってあるんです。アイテムにもよりますが早すぎるなんてないでしょうね。。。それから抽象的な事だって良いと思います。それを具体的にする為に設計者はいるんですからね。。。

コメントから・・・

chikacoさんのコメントからです。。。例えば珪藻土の壁は?・・・なんですがその前に皆さんの家の室内の壁を見て下さい。。。A:シンプル派?B:飾り付け派?C:それとも何でもあり派?D:いやいや模様替え頻繁派?・・・どうですか?・・・私が思うにCとDの方で壁に色んな物(特にポスター系やカレンダー系・・・)を貼る若しくは飾る方は珪藻土など塗り壁は遠慮した方が良いでしょう。。。だってせっかく塗った壁が落ちるでしょ・・・それだったら珪藻土クロスなんかがお薦めですよ。見た感じは一緒だから。。。珪藻土の壁は大人の部屋向きです。小さな子供さんがいる御家庭で『リビングは珪藻土ではないと駄目!』・・・と言われるなら,そうですね・・・腰板を貼りましょう。それならミニカーで壁に傷が付く事も防げるしね・・・そうそう猫を飼っている御宅も腰板お薦めですね。。。え?ツマンナイ事!言うなって?・・・しょうがないでしょ事実なんだし住む前は理想だけでOKでも住み出すと現実になるんだからね・・・・・・それから古木のフローリングですが駄目な部分ってのは無いと思いますよ。これは輸入アイテムと考えは同じだと思うのです。。。はっきり言って床なりや傷が気になる方にはお薦めしません。少し位床が鳴っても気にしない・・・少し位フロア―目地が広くたって気にしない・・・少し位反っていたって気にしない・・・そんな方なら不便だけど優雅な世界に行くことを止めません。。。いや止めるものですか・・・ご招待したいくらいです。・・・・え?雰囲気だけでも味わいたいのですか?・・・それならクッションフロア―に良いのがありますよ。店舗用ですがカッコイイんですよ!絶対お薦めですよ!・・・え?何ですか???・・・・・・そうですか・・・じゃあ検討しましょう!。。。それからニッチですね・・・これは細かいアイテムに入りますから事前要求が良いですね。

まとめ・・・っす。

天井仕様・壁仕様・床仕様については最後まで検討できます。いやもしかすると上棟日までだって悩む事が出来ます。だからいっぱい悩んでください・・・でも注意事項があります。工期には配慮してね。。。細かいアイテムについてですが間取り決定時が8割方決め時です。変更は出来ますが全て思い通りにはならないのです。(だからそのアイテムの為に途中で間取りが大きく変わることも・・・)

次回は・・・インテリアについて・・・です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)