捨てられる人
父の日課は週一・二度の病院によるリハビリと、病院以外で行うリハビリが週二度ありました。病院でのリハビリは病気になってから続いていたリハビリで父、そして母の息抜きの場でもありました。その病院でのリハビリが
国の方針
の名の下に行えなくなりました。
今までは健康保険で病院のリハビリを行い、病院以外のリハビリは老人福祉を利用して行われていました。しかし法が改正された後、健康保険と老人福祉(現在介護保険)のダブル利用は認めていないという事になり所謂
専門的リハビリ
は一切行えなくなったのです。
TVの番組でも国の政治家(特に自民党)さんは代わりの機関を用意するとよく言われますが実際は利用者の理想とする代わりの機関などは未だに出来ていません。まるで自ら招いた財政赤字を印籠に変え『姨捨山法案』を強行採決した始末・・・結局弱者である私の父は病院に行く事を拒否されてしまいました。(当然定期検査は行えますが・・・)
そしてその日から父は動けないまま『病気再発生を待っている』かの如く日々を過ごしています。
国の考える福祉とは何でしょうか・・・美しい国と言いますが本当に美しいのでしょうか?いつまで経っても机の上や会議室で考えた使えない案を振りかざすのは止めて貰いたいものです。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント