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法規と伝統と・・・

金曜日に古川の現場に行ってきました。

設計監理を請け負った経緯は少々複雑なのです。一言で言い表せば経緯とは逆に私は施工店さんに頭を下げて現場に入らなければならないという事なのです。・・・とは言え現場に伺いこの現場の親方のお父さん(実質的な親方大親方と言いましょうか)と構造的な打ち合わせを・・・

大親方は現場で私に会うとすぐ昔ながらの工法の話を・・・古の建築について話が始まりそして現在よく使用されている木造工法の補強金物についても・・・

“木と言うのは粘りがありその粘りを活かさなければ木の家とは言えない”←こんな意味の言葉だった

確かにと思いながらも法律では・・・No・・・決められた箇所に決められた金物を設置しなくてはならなかったりするのです。大親方にも其処は理解してもらわなければならない・・・そんな事を考えていた時ある私が住む地元の住宅の話(デカ木住宅)が・・・その話をされた大親方・・・そして私・・・私の家は一様それです(←あくまで一様)・・・そこから話は一転した。(なぜか盛り上がる話・・・)

あ・・・今回の記事はそんな話ではない・・・(かなり前振りが長くなってしまいましたが本題に・・・)大親方曰く

“若い大工はかわいそうだと・・・”

何がかわいそうだと言えば古より受け継がれてきた伝統が必要とされなくなり、ハウスメーカーの家が建ち並び始めた・・・古川の街周辺でさえハウスメーカーの分譲地が建ち並び、必要とされる人材(大工)は技術よりもスピード・・・古ならば半人前の大工が十分一人前の大工になる現実。。。当然半人前の大工は伝統工法など学ぶ機会がなくなる。そして教える側も教える時がない・・・そんな現実を創った要因に“建築基準法や色々な法律”が絡んでくる。

少しだけ・・・久しぶりの毒・・・

頭脳明晰な方々が住む都会にはコンクリートで出来た近代的な建物が建ち並ぶ。そんな頭脳明晰な方々の周りに伝統住宅に対する知識は如何ほど存在するのか・・・品質管理というこれまたマニュアルで固められた世界が重宝される現代。伝統という一言に根拠を求めても難しいのが現実。中学を卒業し小僧から一人前の大工になる事がどれ程大変か・・・社会は決して学歴ではないと・・・試験だけで人は創れないと・・・

頭だけで仕事をするから大事な物を失うのだと・・・

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