雨漏れ
最近の検索キーワードに『欠陥住宅』『雨漏れ』が多く含まれています。ある保証会社のクレーム内容のなんと9割が『雨漏れ』だと報告がされているほどです。先日リフォームのお宅へ行き何気に雨漏れがしやすいポイントをお話した所なんと・・・
『むかしその下で雨がもれた・・・』なんて話が出てきました。。。台風の時一度だけだったとの話でしたが家の隙間などは人間の体のように自然に治るなんて事はない訳ですから今でも雨漏れの危険性はあるわけです。。。ただ雨漏れがする自然状況にならないだけで・・・(雨の強さや風の強さ,そして風向きなど)
雨漏れがしやすいポイント(標準的な場所)は図面をみれば解ります。単純な形の建物ほど漏れは少ないものです。ただ単純な形でも最近の流行を取り入れた軒先が少ない家は実は雨漏れがしやすい家なのです。そしてなぜ軒先が少ないと雨漏れがしやすいか・・・この問いに明確な納まりを言えない設計士さんや現場監督さんは危険です。
『現場担当者が雨漏れしないようにやってくれますから』とか
『職人が丁寧にやってくれますから』
なんて説明する人は納まりの知識がない人です。ちょっと危険ですから注意!
納まりとは・・・
しっかりとした納まりを描ける人(設計士・監督員)は現場工程を把握できる人です。どのような順番で現場が進むか理解できなければせっかく描いた施工図も意味がありません。施工図とはプラモデルの説明書と一緒なのです。
雨漏れ・・・
雨漏れは工事中が原因な場合と竣工後が原因な場合があります。最近は工事中が原因とされる雨漏れ物件が増えてきているのです。これは住宅産業がユニット化(工場化)されてしまい設計・現場・職人全てが経験不足になってしまったからです。そして経験不足だから簡単な手直工事が出来ず大袈裟な工事になり場合によっては別の症状を引き起こしてしまうのです。
現場チェック・・・
雨漏れしないかどうか現場確認するときのポイントは外壁工事の前に行う防水(湿)シートの施工状況です。このシートに隙間があると雨漏れの原因になりやすいのです。軒先やサッシ周り,下屋(一階屋根),ベランダ手摺,宅内へ入る設備管この部分です。。。まずはここから・・・
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