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床柱?

連日の検索語録の中に“床柱”という言葉が・・・そういえば以前『床柱に命を入れる』という様な大工さんのコメントを載せた事がありますがその言葉が検索にヒットしている様で・・・

和室という概念が・・・

最近の30代夫婦が建てる住宅はマンションの間取りがベースになっていると思います。実際マンションの間取りは使い勝手が良かったりします。また法事など親戚が集まる事も少なくなった事とそれらが外で行われる事が多くなった結果『客間』というある意味無駄な部屋が必要とされなくなった事が和室の概念を大きく変えていったと思います。

『畳が敷かれた洋間感覚の和室が欲しい』

こんな言葉を良く聞きます。畳がソファー感覚・・・つまりインテリアの一つとして受け入れられ他の家とは違った畳(インテリア)を求める人は琉球畳などを好む様にもなりました。そしてある意味無駄なスペースとなった『床の間』も姿を変え始めそれと同時に床柱も姿を変えようとしています。

30代夫婦の御両親・・・

息子夫婦・娘夫婦が家を建てれば親としてその家の出来栄えが気になるのは当然です。そして工事中の和室を見たとき和室が和室でなく床の間が床の間ではない和室に驚き床柱を探せば何処にもない・・・これが和室かと思われる方も少なくないものです。そんな時直接設計者や工務店などに話が出来ない御両親は息子・娘夫婦を通して質問を投げかけてみえます。当然でしょうが御施主様である方々もなんていったら良いのかわからないと思います。

『床柱ってあるのですか?』

現場でそんな言葉を聞くことがあります。私の場合は展開図(内観意匠図)を作成しています。当然工事が始まる前に御施主様への説明はしていますがそんな話など覚えている方は少ないものなのです。ただその場ですぐ図面(絵)を見ることによりお施主様への理解は早いものです。そして余程の場合を除いて床柱は配置するようにしています。なぜなら・・・その方が納まりも良いのですから・・・

ただそんな和室に以前のような床柱(絞り丸太など)を入れるのは見た目にもおかしいものです。そこで私は一般的な化粧柱を床柱として入れていきます。ただ工夫する為に樹種は選定しますけど・・・(地域柄・・・檜ばかり使ってもね・・・)

クロスでも本格和風になる・・・

最近の和室は乾式工法となり大壁納まり(柱が隠れる工法)がほとんどです。工事中の和室に入り天井を見上げると其処にはプラスターボードが・・・其処で始める質問・・・

『和室の天井は木じゃないの?』

事前説明は済んでいるがやはり・・・天井に対する思いを聞き見た目だけと聞けば

『良いクロスがありますよ。それが気に入らなければ・・・!』

その結果は・・・お施主様の驚きの表情・・・結果は解りますよね。。。一言で言ってもクロスって色々あるのです。クロス選びで部屋の雰囲気は一変するほどなのです。

ただ注意点もある・・・

ただそれでも和室・・・特に床周りは気を使うものです。仏間だってそうです。。。引越ししたら仏壇が・・・なんて事もあるそうで・・・

それこそ設計ミス・・・

床柱だってやっぱり拘りがある人もいる・・・もし拘りがあるのなら伝えておく必要も・・・

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ネタ作りに・・・

最近検索語録を見るのが楽しくなってきました。その言葉を読むと大きく3種類に分けられます。。。一つは『欠陥住宅関係』雨漏れやら床下が池・・・床鳴り・・・などなどで建ててからの検索。。。そして逆に建てる前の検索なのでしょうね・・・『住宅計画関係』デザイン住宅・・・かっこいい家・・・ローコスト住宅・・・見積・・・などなどです。。。そしてもう一つが・・・業界人でしょうか『業界関係』・・・住宅営業のノウハウ・・・などなどです。。。

最近ネタ作りに検索語録をよく見るのですがそんな中読んで面白かったのがありましたそれが・・・

『設計事務所の給料』

なんです・・・今の時期は初給料を貰い学生時代の友人と給料の報告をして中には愕然としている人もいると思います。とくに設計事務所に入所した方々は・・・世間一般の初任給に比べてると・・・

低い

と思います。そしてその低さが嫌になり退所する若手も少なくないのです。

設計事務所の所員・・・

設計事務所には大手(会社組織)設計事務所と中小(個人)設計事務所でその形態や仕事内容も変わります。大手設計事務所は物件そのものが大きい事もあり設計はチームプレイで進められていく事が多く専門職のように役割が変わっていきます。つまり意匠担当・法規担当・設備担当などなど・・・そして中小設計事務所は大手設計事務所に比べ物件が所員の数も少ない事もあったり親分が絶対権力者となり設計は個人プレイで全ては進められていきます。そして個人プレイですから設計に役割はなく意匠・法規・設備全ての知識が要求されてきます。

大手設計事務所は会社組織なので一般的な会社と変わりませんが中小設計事務所は個人事務所と言うこともあり一般的な会社とは違ったりします。一言で言えば小僧なのです。“親分が小僧に仕事の修行をさせてやる”と言うのが大きいのです。

修行=給料は小遣い程度

当然そうなるのです。そうなれば同じ設計でも大手に行った方が良いと思うでしょう。確かに生活は安定します。ただ設計を志すもの一度は憧れるのが

独立

なのです。全て自分の考えで設計を進めていける・・・其処がポイントなのです。

修行=独立

いつかは自分の事務所を・・・そんな夢が日々の辛い修行を耐えさせてくれます。そして念願の独立を果たしたとしましょう。全てを1人で行わなくてはなりません。さてここでよく考えてください・・・独立後は個人プレイになるのです。さて貴方は設計事務所を独立開業する為には何処を選びますか?大手ですか個人ですか?

これから先は自分で決めることですよね・・・

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走行距離・・・

昨日今日における二日間の走行距離が1000kmを超えている。ガソリンが高騰している今ちょっと悲しい・・・

仕事オンリーでの1000kmは辛い・・・なにが辛いと言えば無言で1000kmという事・・・何か話したくなるが・・・話す相手が居ない・・・つい車を止めて携帯で・・・なんて事もしたし浜松の友人宅近くのパーキングからメールをしたり・・・

そして誰もが私に一言・・・

『おまえ何してんの?』

寂しい私は・・・自分でもつっこみを入れてみたりした・・・(泣

昨日今日の話ではないと思う・・・

そんな記事を書きながら思い起こせば・・・独立してからというもの雑談がかなり減った・・・以前は職場の誰かとコーヒーを飲みながら愚痴を言い合えたが今はそうはいかないのが現実となった。そして最近の口癖が

『飲みにいこうよ!』

となる始末・・・昔は考えもしなかった一言なんだけど・・・

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雨は大丈夫か?

面白い検索ワードがありました。

『雨・上棟』です。。。

今日のような雨の日は予定されている上棟を行うかどうか・・・ですよね。。。(そして今日は大安・・・)恐らく中止される現場がほとんどです。。。それはなぜか・・・

木材が濡れるから・・・と言うのもありますが私が現場担当者のときは作業員の安全を考えて中止しました。当然雨の日は危険ですから高所作業は行わないのがベストなのです。それでも行うところは多いですが・・・まあ気持ちが良い晴れた日に行うのが一番ですけどね。そして・・・

『木材が濡れても大丈夫か?』

という質問はほとんどのケースで受けていました。品質的には程度問題ですが雨に濡れても大丈夫です。ただ合板など黒い染みが浮き出てしまいまるで腐っているかの様に見えてしまうのが不安な要素の為話し合いの結果取替えを余儀なくされますが・・・ただ撤去するとわかるのです。腐っていないのが・・・だからそんな思いをしたくない(お互いに・・・)が為に養生をするのです。ただ養生も注意しなくてはいけません。。。養生の中に雨が入る事もあるのです。。。ここは現場担当者の腕の見せ所だと思います。

もし上棟が雨の日になったら・・・

不運にも上棟が雨になってしまったらどうするか・・・ですが私の場合早朝親方に来てもらい一本だけ柱を建てました。建てる場所は『い1』と書かれた柱です。それを上棟とし後日改めて行います。(この時暦は見ません・・・仏滅は避けますけど・・・)ただお客様にはキャンセルして頂かないといけない物もあるので大変でしょうが・・・

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雨漏れ

最近の検索キーワードに『欠陥住宅』『雨漏れ』が多く含まれています。ある保証会社のクレーム内容のなんと9割『雨漏れ』だと報告がされているほどです。先日リフォームのお宅へ行き何気に雨漏れがしやすいポイントをお話した所なんと・・・

『むかしその下で雨がもれた・・・』なんて話が出てきました。。。台風の時一度だけだったとの話でしたが家の隙間などは人間の体のように自然に治るなんて事はない訳ですから今でも雨漏れの危険性はあるわけです。。。ただ雨漏れがする自然状況にならないだけで・・・(雨の強さや風の強さ,そして風向きなど)

雨漏れがしやすいポイント(標準的な場所)は図面をみれば解ります。単純な形の建物ほど漏れは少ないものです。ただ単純な形でも最近の流行を取り入れた軒先が少ない家は実は雨漏れがしやすい家なのです。そしてなぜ軒先が少ないと雨漏れがしやすいか・・・この問いに明確な納まりを言えない設計士さんや現場監督さんは危険です。

『現場担当者が雨漏れしないようにやってくれますから』とか

『職人が丁寧にやってくれますから』

なんて説明する人は納まりの知識がない人です。ちょっと危険ですから注意!

納まりとは・・・

しっかりとした納まりを描ける人(設計士・監督員)は現場工程を把握できる人です。どのような順番で現場が進むか理解できなければせっかく描いた施工図も意味がありません。施工図とはプラモデルの説明書と一緒なのです。

雨漏れ・・・

雨漏れは工事中が原因な場合と竣工後が原因な場合があります。最近は工事中が原因とされる雨漏れ物件が増えてきているのです。これは住宅産業がユニット化(工場化)されてしまい設計・現場・職人全てが経験不足になってしまったからです。そして経験不足だから簡単な手直工事が出来ず大袈裟な工事になり場合によっては別の症状を引き起こしてしまうのです。

現場チェック・・・

雨漏れしないかどうか現場確認するときのポイントは外壁工事の前に行う防水(湿)シートの施工状況です。このシートに隙間があると雨漏れの原因になりやすいのです。軒先やサッシ周り,下屋(一階屋根),ベランダ手摺,宅内へ入る設備管この部分です。。。まずはここから・・・

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車は営業の手段です

このタイトルを読む限り“車を使ってお客様の所へ行く”という内容だと思われるかもしれませんが・・・違います。

建築業界に限ったことではないと思うのですが・・・

車は周りの人達よりも安い車に乗る。

若輩者は3ナンバーに乗ってはいけない。

御得意様の社長さんや担当者より古く安い車を買わなくてはならない。

なんて事がまだまだ常識だったりするこの世界。。。先日も私の車を見て『そんな車で・・・僕は古い軽だよ。。。』と嫌味を言われた。。。私も解ってるがナビを買わないとまだ妻と車を変えれない・・・ナビだって高いんだぞ!と・・・横をみれば私より新人君が外車に・・・確かに私もそうだったが勤めの時はさほど問題にならない・・・今、彼も私と同じ境遇だと思う・・・少し生活に余裕が出たら・・・なんて思う。。。

実のところナビ買わなきゃな・・・と思いながらもその費用を捻出する為にはどれ位働くのか・・・と考えれば気が遠くなる。。。ナビでこれでは・・・とさらに落込む私・・・

買えない事はないのですがね・・・

私の身内は建築業が数軒ありますがその身内の中のある従兄弟が・・・車のエンジンが駄目になったがエンジンを変えるだけで車は変えないという。。。そして彼曰く

『どんなに安い車でも新車は駄目。。。周りの目があるから古いままが良い。。。営業しにくくなるから。。。』

なにやら今日は寂しい内容になりました。。。しかし世の中って何事も身分という事を重要視されます。結婚式場だってそうでしょ。。。家の大きさだってそうでしょ。。。どうしても周りの目が気になる社会なのです。

でも本当に大事なものを忘れてしまってると思うのです。それをちゃんと見つけたいですね・・・とりあえず私自身から見つけましょうかね。。。

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今日の出来事・・・

今日は午前中に知り合いの設計事務所で打ち合わせ・・・Help me・・・という感じで・・・(汗

その後歯医者に送った母からの連絡を待ちながら午後からの打ち合わせの準備・・・しばらくすると私以外誰もいないはずの我が家にも関わらず物音が・・・降りて行くと母が・・・『なぜ連絡しないの?』の問いに『連絡した!あんたが出んかった!』と手元にあった携帯をみると“着信あり”“非通知設定”の文字が・・・雨の中ご苦労さん・・・(汗

午後からお客様の所へ・・・リフォームの打ち合わせ×2件・・・さすがに疲れた。。。

その打ち合わせの最中に世話になっている大工さん(自称ラオウ)から携帯へ電話が・・・『あの地域に、この用途の建物は建てれるか?』との質問だった・・・が・・・特殊な用途の為即答不可能と言うと小声で・・・

『設計士の癖に・・・』

と聞こえた・・・心の中で

“なに!”

と叫んだが目の前にはお客様も見えるので・・・帰宅後調べてから大工さんへ連絡した・・・(ふう

打ち合わせには図面以外に色で着色した図面とパースを用意します。打ち合わせのほとんどは着色された図面とパースを見ながら行われていきます。。。カラーの方がお客様の受けがいいのとイメージがしやすいらしく・・・今日の打ち合わせはまずまずでした。。。ただ私の使用しているCADはパースが自動で作成出来ないので・・・CADで自作で作成したパースを着色ソフトに変換して作成するのでちょっと時間がかかる・・・まあ・・・安いソフトだから良しと・・・

来週は遠方の現場ばかり・・・旅行記でも書こうか・・・

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アマ役

タイトルの意味が解らない人がほとんどでしょうが・・・読んで意味を考えてください。。。

この間の市役所の件は条件付きでOKとなった。条件といっても常識範囲内なので私は快く了解するしお客さんに対しても納得してもらわなければならない内容。。。だからこれを説明するのは私の仕事。。。そしてほっと一安心している所へまた一本の電話・・・

『役所から図面の訂正を求められているから・・・』

知り合いの設計事務所さんからの電話でした。図面作成を依頼されていてた物件。これで何度目かの訂正・・・またかと思いながら打ち合わせ・・・すると訂正になった理由が設計事務所さんが事前に役所と打ち合わせをして了解をえていた事がいきなり駄目になってしまったという事・・・いまさら何を言っていると担当者と窓口ですったもんだしたが許可は下ろせませんと一点張り。。。いままでの打ち合わせはどうなるのか・・・設計事務所さんも許可を貰わなければ工事が進まない・・・しぶしぶ電話をかけて来て『図面直して・・・』

またかい!

図面を直すのは良いのだがこれでお客様との信頼が失う事にもなりかねない。役所の担当者は責任感がないのではないかと思う。私は高校卒業後、初バイト先で会って間もない正社員の方がまだバイトの内容に慣れない私に『お前は店員として素人かもしれないが此処(店)に立っている以上お客にとっては素人ではない。俺と一緒だ誰にも迷惑をかけるな!』と言われたし就職してからある建築の営業マンに『俺はプロに頼んでいるつもりだ。ごめんなさいでは終わらない。』とも言われた事がある。この時は恥かしい話だが悔し涙を流したしトイレの壁を殴っていた・・・だが当然の言葉だと今は思う。

信頼がなければ仕事は来ない。

仕事が来ないと生活が出来ない。

生活が出来なければ・・・

だから私は常にプロ意識を持って仕事をしているし勤め人の時は辞表を常に持ち歩いていた。私は役所の役人とてプロだと考えている。役人のプロ・・・だが今回も彼らはプロ意識を表に現さない・・・身の保全を第一に考えているようで・・・役人は個人的な信頼などなくとも生活ができるからそれを求めるのが無理なのだろうか・・・

ある人が息子に言う

『公務員になりなさい。職種はなんでもよいから』

その息子が父に言う

『お父さん!僕、消防士になるよ』

そしてその息子は消防士になった。。。

そんな人ばかりでないことを祈りたい

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リニューアルを考え中・・・

なにやらマンネリ化しそうなブログをリニューアルしようかと思います。

少しづつ変えていくつもりですが今回はプロフィールを変更・・・しばらく迷走しそうな予感がしますが・・・

ついてきてね♪

もしかするとタイトルまで・・・な~んて事も考えてますが・・・そこまではやめようかなぁ。。。と思いながらとりあえず・・・

これからも遊びにきてね♪

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諸費用・・・

前回の記事で登記について記事にしました。よくコメントを頂いたり私もよく拝見させていただく建築屋さんからのコメントを読み・・・しばらくしてからふと考えていました・・・

『今回の記事は・・・上手く伝わっていないかも・・・』

そんな風に思えてきたのです・・・

そんなんで今回の記事は『諸費用について』です。。。

これは私が住宅営業をしている時によく質問を受けた内容です。建築見積の中に“諸費用”という項目が記載されてきます。そして銀行からの融資内訳にも“諸費用”と記載されているのです。当然比較するでしょう、そして疑問に思います。

『諸費用とはなんぞや?』

そんな質問がよく投げかけられました。銀行が示す諸費用とは登記・保証費用・印紙代・火災保険料などです。そして同じ言葉でも建築工事に記載されている諸費用とは・・・

一般的に現場経費(現場監督の交通費・電話代・給料などなどなど・・・)なのです。ただこの諸費用の内訳は曖昧な所があり銀行が提出してきた内訳の様にはっきりしていないのが事実です。ただ一般的に工事費用の何%必要になるか・・・という事が基準となり見積には反映されているはずです。ただ其処が 『値引け。。。勉強してくれ。。。』 の対象ともなるので・・・(冷汗

とんでもない誤解・・・

先ほどの 『値引け。。。勉強してくれ。。。』 に関係するのですが“諸費用”という言葉でお客様が勘違いする事もあるのです。“建築工事の諸費用=融資内訳の諸費用”と思い込む事もあるのです。そうなると・・・

『もう少し建築費用が上乗せできるわ』とか『融資金額が減るから月々の返済金額が減るね』ときたり『登記は建築工事に入っているから・・・』などどなったり・・・(笑い事ではない

そうなると説明が大変です。建築工事の諸費用は我々の給料が・・・なんて言うと・・・『あんたの給料かい!』とツッコミを頂くことも・・・『貴方が誤解してるだけ・・・』と言いたくなりますが・・・まあ知らないんだからしょうがない・・・

そんな事があり先回の記事になりました。つまりこれから家を建てようと思いショールームに行こうとする方にあえて登記について書いてみたのがあの記事なのです。誤解して後で痛い事にならないようにと思いながら書いたのですが・・・わかり難くかったかもしれませんね・・・へへ・・・

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登記について

今回は豆知識・・・

家を建てれば登記が必要になる事は多いものです。登記は所有者が管轄の法務局で行うものなのですがほとんどの方は司法書士の方にお願いしていると思います。よく見ればほら!法務局の周りに事務所があるでしょ!司法書士さんの事務所やら土地家屋調査士さんの事務所やら行政書士さんの事務所やら!そんな事務所で登記手続きの代行をしてくれるのです。

家を建てたからといって絶対登記をしなくてはならないとは限りません。現金で家を買った方なら登記はしなくてもすむのです。なぜなら・・・これには抵当権の設定が大きく関係するのです。

むずかしくあれこれ言うのはやめましょう。簡単に説明すれば

『お金を金融機関で借りて家を購入した人は登記が必要になる』

という事なのです。家を建てる時に関わる登記とは例えて言うならば『ロレックスの時計を質屋に持って行ったらお金と札をくれた』の札なのです。。。(わっかりますか~

そしてこの札は・・・有料なのです。お金が必要になるのです!

札のお金は一般的に全国共通です。どこの事務所に頼んでも費用は変わらないのです。(身内とか紹介なら安くなるケースはありますが・・・)なにやら自由価格の時代に反していると思うかも知れませんが法律で決められているのです。

札について細かい内容を説明しても一般家庭ではほとんど縁のない事なので省きますが忘れないで欲しいのは時計は貴方の家だと言うことだけです。

あと良く相談を受けますが誰に頼むか・・・です。建築業者さんなら仕事の関係上知り合いの方がみえますし、銀行の紹介ってなのもあります。また家を建てた知人ならほとんど知ってますからそんな方々に一度ご相談すれば良いのではないでしょうか?

あ・・・そうそう。。。土地を購入した時にお願いした方に再度お願いするケースは意外と半々みたいです。結構費用も掛かるので勉強してもらえる事務所を探すのも建築費用を抑える手段ですよ。。。奥さん!

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許される事ではない

ある市役所から電話が入った

以前提出して受理された書類の件だが市役所の見解が変わってきている。受理してOKを出してから一ヶ月も経っているのにも関わらず話を覆してきた。だが一番の問題は

お施主様の財産にもおよぶ問題だという事

役所だからといって聞ける話と聞けない話がある。私は全てにおいて調査をし打ち合わせをして事を進めているのに・・・

いまさらだろうが!

市役所ふざけっぱなし・・・責任問題じゃなくって?

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一言ないのかい?

仕事とはどーしても・・・重なるもので・・・一気に何件も話がきても対応が出来ない。私は以前も今も仕事を依頼する時はまず『仕事をお願いしたいのですが大丈夫ですか?・・・』と一言伺うようにしている。なぜなら先方は私の仕事だけ行なっているわけでもないし、私も先方に生計が成り立つほど仕事を依頼しているわけでもない。・・・電話一本にしてもそんな事を考える。それが礼儀だとも思う。

だが今私が受ける電話の決り文句は 『すぐやってくれ!』 と来る。解らないでもないがこちらにも都合がある。忙しい時に難しい仕事は出来ないというのだがなぜか先方も取り合わない。 『他でやってもらってよ』 と言ってもなぜか聞かない・・・聞いてくれない・・・

話は変わりますが・・・私がいた会社は景気が良いと聞く・・・だが人という基礎が崩れはじめているようだ・・・昨日も 『会社辞めました☆』 と携帯に報告がきた。別の部署の後輩だったが昔から知った子で仲も良かった。他にも辞めた同僚達がいる。これまた私がいた部署とも違うのだがいまでも報告が来る・・・嬉しい反面寂しい気がする・・・私は社会や会社とはドライでなければならないと思っている・・・がそれはあくまで人と人との暖かい付き合いがあるからだと思う。それがない社会や会社はただ冷え切った社会や会社でしかないと

私は思う・・・

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LANの修復作業

前の記事でも書きましたがGWは仕事でした。久しぶりに長時間PCの前での仕事・・・仕事していたからGWボケはないかと思いきや・・・思いっきりGWボケしている私・・・電話が鳴らないというだけでもかなり違うらしい・・・

机の周りにはPCが二台。メインは古いディスクトップそして横にノートという具合でノートは今のところインターネットやらデーター保存用・・・インターネットで資料検索出来るのでかなり便利・・・そして仕事中もゲームが出来るので便利・・・ブログも書けるので便利・・・そしてデーター保存が出来るので便利便利

実はGWまでLANが繋がらなかった。原因は解っていたが直す暇がなかった。メインPCがまた壊れたら・・・と冷や冷やもので・・・GW中仕事しながら修復作業・・・そして終了!やっぱり便利なLAN。。。(改めて認識

私の家の周りには工場や事務所・店が比較的多く見通しも良すぎる。私の家を知っている人は近くを通るたび私がいるかどうか見ていくらしいこの間も

『○○○さん、いつも家にいますねぇ~』

と後輩から電話が・・・

『仕事しとるわ!』

と・・・一喝・・・

田舎なので平日家の周りをウロウロすると変な噂が・・・そして最近思う事・・・

『プライベートはかなり・・・ひきこもり気味かな・・・』

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連休は完全に仕事となりました

GWが終わろうとしています。私の妻は本巣に出来たショッピングモールへ義父・義母と三人で行きました。それも入場制限が行われニュースになるほどの日に。。。

妻達は割りとすんなりモールの敷地内には入れたそうですが駐車場へ車を止める事が出来なかったそうです。一向に進まない車・・・なにが起こっているのか(あと何時間で入れるか・・・)も解らず予想通りイライラする車内・・・我慢の限界で他の店へ・・・帰ってきてから見たニュースで初めて入場制限を行っていた事を知ったそうです。せめて店の周りで看板を立てて教えてくれればと・・・言ってましたね。。。

さて私ですが土曜日は通常通りの仕事となり6日は一日中外でした。3・4・5・7日の4日間で連休限定(?)のお仕事を・・・4日間の図面作成枚数は・・・

12枚

です。7日はPM3時まで書類作成の為図面は書いていません。。。さて・・・これが多いか少ないかですが・・・昔ドラフターで手で図面を作成していた時は1日1枚が標準的ペースでした。今はCAD・・・(PC入力してボタン一つで全てが出来るCADではなくCAD上で図面を一枚一枚作成していきました。。。施工図などはこれでないと駄目で・・・)イライラする作業が早い!確かに考える時間は同じですが単純作業は・・・確実に早いしストレスが

ない

で12枚・・・残り1枚・・・我ながら頑張ったと思う。

さて来週は休みに・・・と考えながら仕事をしていると元々連休明けにやろうとしていた仕事を思い出す私・・・結局休めない・・・

これでは・・・休み方忘れそう・・・

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たまには昔話でも

愚痴ばかりでは面白くないので・・・設計事務所に勤めていたときの話を。。。

まだ私が勤めだして2年目の夏でした。今では地方番組ですがTVCMを出すまで大きくなったお店が地元にあるのですがそこの社長さんから一本の電話が・・・

『昨日○ちゃん(←所長)に仕事頼んだんだけど事務所に来たら電話もらえるかな』

という内容でした。所長が事務所に来てその話をすると・・・

『昨日・・・たしか・・・スナックで・・・隣にいたな・・・そういえば・・・そんな話もあった・・・かな・・・』

と・・・如何にも所長らしい返事が・・・そして電話をして所長は出て行きました。

事務所に帰ってくると所長は私に計画図を書くように言うのです。まだ新米な私にです・・・『これは流れるな・・・所長はやるきはないな・・・』と思いながらも計画図を作成しました。(実のところ当時1人先輩がいましたが確実な別物件の設計中の為私に声がかかったのです) 『消える物件なら遊んでやれ!イメージは宇宙ステーション!』と若輩者が勝手に考え勝手に計画図を作成して所長の元へ・・・すると・・・

『今の建物と大差ないな・・・ここRで・・・』

その一言で修正・・・その一言再度所長の元へ・・・

『あ!2部焼いといて!』 (←2部焼くのが決まり文句だった・・・確か)

そして数回(片手で数えれるくらい)図面訂正してから社長さんから電話・・・

『この入り口の柱は?・・・そう面白そうだね・・・あ!道路面の窓全てなしね・・・うん確かに見栄えしないけど商品がね西日で焼けちゃうから・・・』

たった数分の電話での打ち合わせでしたが濃かった・・・当時私は建物しか見ていなかったのですが社長さんは当然商品の事も視野にいてれている。当然商品が売れなくては意味がない。販売にも頭を使ってみえるのがよく解りました。・・・でもおかげで宇宙ステーションは・・・

そして消えるであろう物件はそのまま実設計へと入り構造計算だけは先輩にお願いして残りは一人で書き上げました。(あ・・・設備図面は違うか・・・)当時はドラフター・・・CADもなく全て手書きです。今でも愛用の4本のシャーペンを使って。。。

そして大緊張の建築業者(6社位だったかな・・・)への図面説明会・・・見積提出前には質疑応答・・・この時は図面を書いた者への業者からの通信簿みたいなもので・・・結果は・・・10点程度しかなく・・・ほっ・・・そして業者決定(社長と所長とで決めたようです)・・・そして確認申請も無事に許可をもらい再び・・・ほっ・・・

そして着工し無事に竣工しました。。。

そうそうこの物件の直前ですがある設計事務所の所長さん2人と一緒にいるとき『何が良い建物か』という話になりました。その時の結論(?)がデザインばかりではなく家の人が繁栄する事だと。。。結局はその家や建物で不幸な人が出てしまう事が嫌ですからね。。。

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ある相談・・・そしていらだち

先月知人の設計事務所からとある物件で相談を受けていました。

詳細は・・・として・・・

物件はお施主様から直接大工さんへ依頼した住宅です。計画図面は・・・なんたら企画と図面に記載してあるのですが事務所の住所も建築士の名前もありません。契約が済みなぜか知人の元へ来た物件でした

知人と話す間に問題が発生し始めました・・・それも複数・・・契約後にも関わらず間取りまで変更しなければならない状態でした。そして解りだす・・・完全に法規に対し素人が書いた図面だと・・・

そして類は友を呼ぶと言いますが図面も素人なら施工者の考えも素人・・・知人と現場に行った時偶然鉢合せ・・・お施主様もみえました・・・そしてすぐ知人は私を皆様から遠ざけました・・・

何が素人か・・・それは完全に仕事に対する取り組み方が素人なのです・・・そして腹が立つのは自分の失態を無関係な知人に押し付けている・・・そして何も知らない御施主様・・・

なにかが完全に間違っている・・・間違っている!

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見学会までの舞台裏

なんとしてもGW中の一日(日曜日を含めて・・・)は休みにしようと仕事のスケジュールを指折りしながら考えているところへメールが・・・

『連休明けまでに図面を作成して欲しい』・・・だった・・・

『連休は他の仕事でいっぱいで・・・』と返信すると・・・

『出来る範囲でお願いしたい』・・・と返事が・・・

何回か携帯のメールでやり取りとしながら結局此方の都合など関係なしにデーターが送られてきた・・・

なんだよぉ・・・(泣

私まで仕事が来る経緯は想像がつく・・・というかいつもの事なので困る

この困ったチャンは地域大手建売メーカーの物件で連休明けに着工が決まっていたらしい。。。しかしこのメーカーの担当者の対応が遅れ連休直前の今日になり下請施工店に図面が届く・・・そして担当者から下請施工店へ施工図の要求が入る。当然着工は変更なし,(竣工が変わらない為・・・売り出しも決まっているから仕方がない・・・)連休明けに施工図の打ち合わせをと当然のように依頼してくる。困る下請工務店の監督・・・自分も休みたい・・・と思えばさらに下請けへ・・・私も急な仕事は無理だと何度も言うが・・・

どうしても大手の担当者は・・・(腹が立つのは“お前は下請け俺は元請け”というフテブテシイ顔をしながら現場に現れる・・・ある職人さんはそんな顔に腹を立て・・・やっちゃった・・・らしい・・・)自己中・・・

・・・という訳で私は今から缶詰状態に入りますが

皆さん!

よ~く見る建売の広告や見学会の裏側でこんな苦悩・・・じゃなかった・・・ドラマが行われていることを少しでも知ってもらうと会場で違った楽しみが味わえるのでは?(笑

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