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軽んじられる設計士

本題に入る前に前回コメントを頂いた建築屋さん,かまぱんさんに勇気を頂いた事を感謝し,また毒を・・・

設計士の地位が低くなった原因は当然設計士にもあります。

施行サイドの言いなりになる・・・そんな設計士も現実にいるのです。なぜか・・・それは生活の為なのです。設計士といっても設計事務所の設計士ばかりではありません。施行店の設計士もそうなのです。私が辞める前に一人の設計士が再就職してきました。彼は自分で設計事務所を開いていましたが自ら廃業しなぜ再就職したのか・・・彼の言葉です

『仕事が無いし生活に困ったから・・・』

『給料も安いからPM5時で帰っても文句は言われないよね・・・』

『他に行く会社もなかったから来た』

これが現実なのです。当然彼は必要以上のことはしませんし私が辞めてからもしていないそうです。後輩からあの人駄目ですよと馬鹿にされる始末・・・現場で筋交いを変更すると当然問題になる柱の補強金物・・・検査員に指摘され彼に質問する現場監督・・・そして答えは出ずサービス計算に出しているのだから其方へ聞けと指示・・・いくらサービスとは言えすぐには出てこない計算結果・・・ストップする現場・・・助ける私・・・

辞める前私は現場(施行内容)について文句を言いまくってった。そこは・・・あそこは・・・勝手に変更する現場監督もいる。雑談で出てくる内容に先輩でも食いつく私・・・(良いものが造りたいから食いつくし考えて図面にしたのを勝手に変更する・・・結果として良くなれば良いのだがそうではないので・・・)その辺りは施行サイドに対し素直に従う彼に上司や先輩の評価は良いらしい・・・会社としては文句の言わない設計士が欲しいのだろう。

彼が手掛ける住宅は今の私よりも断然多いと思う。年間に彼の設計した住宅が何棟生まれていくか・・・年間1棟か2棟足らずの私と比べたら彼は優秀な設計士という事になるのだろうか・・・

しかし上司に良いように扱われ後輩に馬鹿にされる設計士・・・そんな彼みたいな人がいる限り設計士の地位向上も難しいとあえて言いたい。

忙しい仕事の合間に勉強し難しい試験に合格して得た建築士の免許証・・・自らに誇りを持ち資格に恥じない仕事をする為に日々努力を惜しまず精進しなくてはならない。代書屋とTVで馬鹿にされてもその仕事の中でもプライドを持った仕事が出来ると私は思う。そして出来なくしているのは設計士自らの責任でもある。これはたった一日の講習でなんとかなる問題ではないのではないのだろうか。

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