水周りに御注意を。。。
忙しいと予想していた2週間が過ぎてもまだ残務処理があるので・・・忙しいのには変わりはないのですが・・・
今回の現場は図面作成はちょっとだけでほとんど頭の中の図面で工事が進んでいきました。・・・というよりあくまで結果論だがもし図面があったとしても役にはたたなかっただろう。それだけ『えぇぇ・・・?ほぇぇぇ・・・!』と当初の想像とは違った。(既存の納まりが・・・)
既存の建物は私が産まれる頃かその前に建てられた古いアパートで基本的な造りは今と変わらないのですが使っている材料の材寸が違う。昔は・・・なんて感心していられない。人が住んでいる状況での改装工事は時間が勝負所の為すぐに判断(変更)をして行動に移さなくてはならない。その為にも現場には少し多めの材料を入れ対応出来るようにする。今回一回だけ緊急の材料補給だけで済んだのは事前準備が出来ていたのと現場に居たから。。。(ちょっと自己満足・・・)
工事中の緊張が解れると昔の納まりを眺めてみる。少し感心しながら最近の建売住宅よりグレードが上のような気がする・・・解体しながら頑丈に造りやがって・・・と愚痴も出るほどで・・・それでも床や梁が腐ってきたりするのは長年使用され続けてきた水周りのせいだと思える。いくら何層ものコンクリートと防水層で対策してあってもフリーメンテとはいかない。何処からか水が漏れ始める・・・やはりメンテが出来るように対策は必要だろう。その為にもメンテ用の点検口は必ず危険地域(水周り付近)に造った方が良いだろう。それがないと気が付いたときは大変な事になっているものです。
築20年を過ぎてきた家に伺うとなぜか漏水が目立っている。耐久年数の問題なのだろうか床下を見てビックリする事もある。よく聞く話で『給湯器を変えたら・・・』と言うのが多い。新しい給湯器にした事で古い給湯管に今まで以上の水圧がかかり漏水なんて事もある。漏水すると管の取替えの為基礎を割らなくてはならない事も多い。耐震補強・・・と逆の工事が其処で起こるときもある。最近の家では給水管の取替えがしやすい構造の家も多くなってきているので最近の家の将来は良いが・・・私の家は恐らく駄目だろう。。。(住宅性能評価が世に出始めてから普及しはじめた)
今日は新規の御客様の家へ行ってきました。希望を聞く中で出てきた事・・・
『雨が漏るので・・・』
またか!?・・・です。
メンテは必要・・・でも雨が漏るのはメンテ以外な気がするのですが・・・。
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コメント
こんにちは!
ドキ!としますね。「漏水」!
あまり聞きたくない言葉です。
RCの漏水は、原因が見つけにくいものです。
防水層の中を伝わったり、コンクリートの弱い部分やクラックを伝わってきます。
木造で屋根からの漏水で直接的の見えるものはいいのですが、「伝わる」という奴ですね。
梁の勾配に伝わってきたりして、後を追いかけて行かなければいけません。
床下点検については、床の高さをGLからもっと高くして点検しやすくすべきですね。
耐震診断などでの現地調査には辛いものがあります。
しっかり、原因究明をお願いします。
投稿: 建築屋 | 2006年2月25日 (土) 14時40分
建築屋さん,こんにちは。
木造の場合基礎の高さがGL+450あると床下での作業が楽です。ただバリアフリーとの兼合いがあるのであまり高く出来ないのも事実ですよね。
昔の家の床下は低いのですが床下が土と言う事が幸いする時もあります。(床下で体を捻らす時もありますから・・・)基礎が低く土間が打ってある家ほど大変です。
RCはもっと大変ですよね。。。以前設備メーカーさんが古いホテルの改修工事の事を言ってました。悪くなっても触れないと・・・
投稿: Nobu | 2006年2月25日 (土) 15時57分