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法の矛盾

法治国家であるわが国で法を厳守できなければ罪となりますがこの法には何処か矛盾点が隠されているものです。

法の矛盾とは色々なケースがあります。“法と法の間にある矛盾”“法の中にある矛盾”“法と社会の間にある矛盾”など様々私達建築士が持っている法規集の中にも何処か矛盾点は存在するのです

法と社会と・・・

先日,リサイクルカートリッジ等においてリサイクルメーカーが製作メーカーの権利を損害しているという判決が出ました。リサイクルという社会的存在意義を認めながらも現行法の前では違法行為となるという事です。そして勝訴側のメーカーはリサイクルの必要性を認めながらも会社の営利優先からかリサイクル品の製作は考えていないと言い,環境省もリサイクルの必要性を認めながらも現行法の改正は考えていないとコメントを出しています。(今後リサイクルカートリッジの存在はどうなるのでしょうか・・・)

つまり人の権利を守る法が社会的存在意義を潰している事になっているのです。これって矛盾していませんか?残念ながら人が創る法は必ずしも完璧ではないのです。何処か矛盾が存在するのだと私は思います。

だからと言って・・・

法に矛盾があるから守らなくても良いとは思いません。今話題の東横イン問題は法のシステムにも問題があるように考えられます。身障者設備も適材適所だと思うのです。身体障害者の障害も人それぞれであるようにその為の設備も当然人によって変わります。主用途が変われば当然求められる設備も変わってくる。同じホテルでも観光ホテルとビジネスホテルでは求められるものが変わってきます。ホテルと共同住宅の間でも当然求められるのは変わってきます。一つの身障者設備でも人其々に良くもあり悪くもありです。

もう一度言いますが法を守らなくても良いとは言いません。人は一定のルールの中で物事を判断しなくてはならないと思います。自由だからと言って何事も自分の思い通りにして良いわけではありません。その為の法で秩序を守るのが必要だと思います。この秩序が守れない人が多いのが今の社会だと思うのです。

法を守る事ではなく法以上のアイデアを・・・

私は一級建築士です。そして住宅設計を仕事としています。当然建築基準法・建築士法・etc・・・は遵守しています。・・・がこれらの法を守り設計をしているのではありません。(ちょっと誤解をまねきそうな発言かも・・・)かっこ良く言えば “only one” を求めていると言うのでしょうか住まう人に合った家を設計したいのです。考えて設計したデティール寸法が結果として法を守っているそんな感じなんです。

建築基準法より・・・

建築基準法 第1章 総則

(目的)

第一条 この法律は,建築物の敷地,構造,設備及び用途に関する最低の基準を定めて,国民の生命,健康及び財産の保護を図り,もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする

この条文を暗唱できる方はいますか? 

そしてこの条文には矛盾は無いと私は思います。

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