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木構造

最近は建築業界も機械化が進み建て方の構造材(柱や梁)も機械が行なっている。その結果構造材の位置を示した板図と言われた家の設計図(構造図)はなくなりその姿は現場からも消えていく。そして大工職人は自らの手で構造材料を加工しなくなる。その結果が今の住宅である。その何が不安材料なのかをここで・・・

構造とは・・・

木造住宅は何で出来ているか・・・自立する為に柱・梁で組まれ地震などには筋交いと言われる壁で支えている。筋交いはバランス良く配置するのが大切で建築基準法でも検討方法が記載されている。当然ここまでは設計士が検討するのだが・・・柱・梁はどうだろうか?

柱は平面図に記載されているので設計士の検討済として問題は梁である。この梁の配置を熟知している設計士は・・・少ない。万能CADが自動で梁の位置を作成してくれるとあるソフトメーカー営業さんが言っていたが・・・使えないのが本音・・・ならば誰が梁を決定するのか・・・機械加工のPCオペだったりする。

ここで不安材料はPCオペだと言うのは先走りすぎる。もしPCオペが設計士の意図を全て把握していたならば不安はない。しかし残念な事にそこまで出来るPCオペは少ないのが現状。。。ここで不安材料の発表・・・それは構造と言う一つのものを異なる人達が分業で作り上げる事。・・・なのです。

イメージしてください。。。

地震が起きた時家の筋交いがその力に耐えます。しかしその力は無くなる事はないのです。その力は筋交いからに伝わりに伝わり土台に伝わり基礎に伝わり再び土へと帰って行くのです。この伝わりがスムーズでないとどうなるのでしょうか???伝わった力は渋滞を起こし大きな力になってしまい渋滞する部分に大きな負荷を与えるでしょう。そしてその部分が耐えられなくなったら・・・まるで洪水を起こした堤防のようなものです。

バランスは・・・

よく筋交いのバランスを注意するように言われますが土台・柱・梁も同じ様にバランスを見ましょう。そして力が集中しないようにすることです。え?どうすれば良いか?・・・それは筋交い一本ごとに力が何処へ行くか指でなぞれば良いのですよ。そう・・・あみだくじのように・・・

最後に・・・

家は一人の棟梁が長年の経験から全てを考慮して創っていました。ここに書いた力の流れとは棟梁の頭の中にあることなのです。残念な事に便利な世の中が匠の技を消しているのは社会の財産を無くしている事と同じです。

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