« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »

明日から12月

なんと・・・もう数時間で12月・・・気が付けば今年も一ヶ月ですよ。去年の今頃は工期に頭を抱えていましたが今年はそんな事はない。忙しかった今年の11月・・・12月は逆に暇かな・・・いやいや落ち着いて仕事が出来そうと言うべきか・・・

12月は新規物件の発生が少ない時期で見学会などイベントを開催しても閑古鳥が鳴くぐらい・・・正月を待つ営業さん達・・・そうです正月の帰省で御両親からの資金援助を確約した方々が展示場にわんさかと・・・行くか行かないかは年明けに解るでしょうね。。。

しかし今月開催される見学会等のイベントがあればゆっくり見学できるかもしれないから逆に良いかも・・・営業さんもゆっくり接客してくれるかも・・・質問が多い方はチャンスかもです。

では来月またこのブログでお会いしましょう・・・それから師走というくらいで先を急ぐ車などが増えてきます。車を運転する方・・・くれぐれも安全運転でお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

私の『家を造ろう!』

何故私が他人の家を造りたいか・・・ですね・・・そういえば・・・前にも少し書いていたような覚えが・・・(汗

私が設計事務所を辞めた理由は・・・まあ色々ありますが・・・一つは建築主に会いたいという思いからでした。当時私は設計事務所の所員で,工務店から直接設計依頼を受け図面を書いていました。お解りですよね・・・私の打ち合わせ相手は工務店の営業マンだったのです。私は営業マンに気に入って貰う図面を作成しました。如何に早く,数多くプランを提出するかが私の課題だったのです。気付きませんか?・・・そう渦中のあの構造設計屋さんと同じなのです。(たぶん・・・)・・・実はこの時期私は“早い=仕事がくる”という方程式に満足していました。そんな時でした・・・私は自分が設計した家を現場監督と見学に行ったのです。そしてお施主様に会いました・・・そしてこんな言葉が・・・

『ああ・・・貴方が設計したんですか・・・』

その一言だけです。

何も感情が入っていない言葉でした。。。この人にとって私は通りすがりの人同然だと感じました。自分の設計した建物の前に立ちその建物の中には私がいる場所など無いと・・・私はしばらく考え自分に足らない物があると思いました。何かは解りませんでしたがただ今のままではいけないと感じたのです。そしてお施主様の顔を見ながら設計がしたい・・・そんな思いが大きくなりだしました。そして今年の春までいた工務店に再就職したのです。

再就職してもお施主様と向き合う事に慣れていない私は始めの頃は素人同然でした。いきなり展示場での営業もしました。今では笑い話ですが展示場にみえたお客様に『ジャロに電話するぞ!』・・・と怒鳴られた事も・・・(汗  本当にひどいものでした・・・しかし不思議なもので場慣れするものです。一年後には一人で打ち合わせをし展示場で接客もこなすようになり二年後には自分で営業をするようになったのです。(だれからの指示でもなく自らの意思でそうしました・・・)営業として仕事を頂くのに必死でしたが逆にお客様から色々な事を教わりました。家を建てる時の不安な気持ちなどを・・・良い家が欲しいという思いを・・・お客様が教えてくれたのです。先日ご紹介した松室さんもその一人・・・『信頼しないと頼めないよね』・・・その言葉が信頼に答えよう・・・頑張ろう・・・という気にさせました。また私が感じた思いはさせたくない そんな思いもだんだんと強くなりだしました。実は・・・お客様から家以外でも相談を受けたりしていました。。。家族の事・・・会社の事・・・その他色々・・・みんな色々な悩みがあるんです。私だってあるんです・・・まして家を建てようとする人は気が付かないうちにストレスが溜まり出している事が多いのです。だから少しでも安心できるようにしてあげたいと思いました。

打ち合わせが楽しい・・・

みんな打ち合わせが楽しいと言ってくれます。最初から楽しい訳ではないでしょうが・・・それでも楽しいと。。。私はその場でマジックショーをやっているわけではないですよ,普通に打合せをしているだけです・・・それでも楽しいと言ってくれます。だからでしょうか・・・いつも打ち合わせが終ると笑い疲れていたのは・・・

仕事が終った後の一言が・・・

すべての仕事が終った後にお客様から・・・『ありがとう』・・・と言っていただけた時最高の気分になります。この言葉があるからまた頑張ろうと思うのです。。。

まとめ・・・

解り難いですよね。。。簡単にいうとお客様に安心して家を建てて貰いたいそれだけなのです。そして『ありがとう』の言葉が最高の報酬。。。

こんな良い仕事めったにありませんよ!本当に!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国家試験

私の知人・友人で今年一級・二級建築士の国家試験を受けた人が何人かいます。昨日ある友人か電話が入った。。。

彼は今年一級・二級建築士の両方の国家試験を受けていたが実技試験が上手くいかず恐らく・・・という内容だった。まだ試験結果は出ていないので受かっているかもしれないが・・・しかし受かっていたとしても彼は建築業界を離れかなり月日は経っている。最低実務経験はあるとしても,もし彼が国家試験に合格していてもすぐに実務を行なえるとは考えられない。本人もその事は解っているらしく再就職の為受験したらしい(?)がそんな彼でも合格し免許を取得すれば一人前(?)の建築士となる。

私が一級建築士の試験を合格した年に私の親戚が私と同じ様に一級建築士を受けた知人がいたと聞いた。その知人は大学院を出て現場における実務経験無しで試験を受けた(大学院での研究も実務として認められる為)もともと偏差値の高い知人だったらしく学科試験は見事合格した,そして合格の後飲み屋で『あんな問題は僕にとっては簡単すぎる』と自慢していたらしいが実務試験の後結果が想像とは違っていたらしく以後消息不明になってしまったらしい。

自慢ではないが私は一級建築士の免許を持っている。しかし当時の私は試験の内容と実務が重なる事はなかった。試験前の1ヶ月問題集とともに夜を過ごした。そして運良く合格した。私はどうしても合格しなければならなかった。。。それは当時付き合っていた彼女と結婚する為だった。(はい・・・そうです・・・妻の事です)親から反対されていた私達が結婚する為には周囲に何かを認めさせるしかなかった。それが国家試験に合格することだった。(実は合格しなくても結婚を許すきでいたらしいが・・・)その為に必死だった。当時私は他人の家を造りたいなんて・・・考えてもいなかった。そう・・・私を含め殆どの受験者は自分の為に受験をしているのです。自分の夢の為に・・・

やはり設計者・施工者として成長するのは現場経験だと思うのです。試験ではない・・・資格を持っていない人でも素晴らしい人はいるのです。

そうだ!・・・次回はなぜ私が他人の家を造りたいかです・・・え?・・そんなのどうでもよい・・・そんな事言わないで・・・自己満足ですから。。。はい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ネットって凄い。

昨日は以前建てた美容院に行きカットしてもらいました。もちろんお客様の近況(?)確認もふまえてです。でも今回は私自身がリラックスする為に行ったようなものでした。。。

今までにお世話になったお客様の中にはネット上に近況が載る方もみえます。ときどき近況をみては『○☆※○∋☆・・・』なんて独り言を言ってみたり・・・やはり家を建てるとその御家族の事が気になるんです。

そんな中あるブログにお客様が紹介されていたので・・・ここで宣伝しましょう。

以前にこのブログに紹介されている器を作った松室さんのお宅造りをお手伝いしました。顔入り個人情報いりのHPまであるから載せても良いかと思ったのですが・・・やめ・・・先日もお声を聞くことが出来・・・その時独立した事も伝え・・・(もっと早く伝えるべきなのですが私も考える事がありわざと・・・会社の●もあるし・・・)以前『独立も考えないと。。。』と言ってくれた言葉が今助けになる。(でも伝えたとき複雑そうだったような・・・)

私はお客様が私が設計した家を建て,その家に住み,その家で永く楽しく暮らしてくれる事がうれしい。。。

器もそうです。松室さんの器はなかなか良いです。義弟の結婚祝いにも松室さんの器を送りました。ちょっとだけ高価ですがこれこそオンリーワンです。本当に喜んでくれましたよ。これも縁です。。。松室さんに出会えた事は私にとっても良き出会い。。。

そんな良き出会いがこれからも待っていればと思いますね。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

大切・・・

再発防止は大切です・・・でも・・・

若さんのブログに面白い事が・・・ココログのフリー版とベーシック版・・・比較表を見ると・・・フリー版のほうがよかないか?

おっと。。。いきなり話がずれていた・・・偽造問題について・・・(実は様子をみようと思っていたが・・・)防止策ですか。。。確かに必要な防止策とは思いますが・・・

設計事務所の更新

建築士免許には確かに更新はない。しかし設計事務所には更新がある。設計事務所については法律で定められており手元にある建築士法第・・・(眠くなるからパス)・・・設計事務所の開設者・管理建築士は講習を受けることが義務付られ5年毎に事務所登録の更新が必要となる。当然設計事務所の管理建築士は専属設計士である事が条件で他事務所に所属する建築士がこれを兼ねる事はできない。また行政からの立入検査も法律で認められており私の地域では民間確認検査会社が出来てから立入検査が増えていると聞いている。これにまた建築士の免許の更新・・・主旨は理解できるがこれでは問題解決はされないだろう。それにその記事を読むと建築屋さんのブログで紹介されている専攻建築士と矛盾が少なからず発生する。

新人設計士の育成・・・?

何回もデザイナー建築士の事を書いていますが,大学・専門学校新卒で建築家を目指す彼等はデザイナー事務所の扉を叩きたがる。そこでは日夜デザインについて語っている。光の捉え方や空間構成にいたるまで・・・そこには構造なんて文字はない。いや・・・構造を考えすぎてデザインが生まれない事もある。建築に対して純粋無垢な彼等しかできないデザインも現実にある。そんな彼等を育てるのが事務所の管理建築士(先輩)なのである。一人前の設計士になる為には何年・・・いや何十年とかかる。。。しかし早ければ大卒で3年後には1級建築士になれるのである。そう・・・3年で東京都庁も設計が出来るのです。私は24歳11ヶ月7日で1級建築士になった。そんな私にいきなり誰が設計を頼むだろうか・・・しかしである。現実に業務は出来てしまう。そう,この便利な世の中が誰でも簡単に設計から構造計算,建築基準法のチェックまで可能とさせている。(現実にCMにでているあのお店の本店は私が22歳での設計だったり・・・)たった1年や2年で設計ができるようになったと勘違いする人まで現実にいる。(これは設計だけの問題ではない・・・大工や設備職人も同じ・・・)だが設計のいろはを教えるのは管理建築士(先輩)であり設計の大切さを教えるのも管理建築士(先輩)だと思う。講習・更新だけでこの問題の防止になるのだろうか・・・

しかし・・・

それでも建築士の更新が法律で義務付けされれば私は講習を受け更新をするしかない。ペーパー建築士も同じ講習を受け更新するのだろう。実務で構造計算書を見たことのない建築士が講習で解るだろうか・・・そもそも一定レベルって・・・どのレベル?

ちょっとまて・・・

建築について最低限知識(建築計画・建築法規・建築構造・建築施工)のある人が建築士になれるはず・・・それを認め国が免許を与えている。しかし国が認めた・・・う~ん・・・試験制度そのものが・・・う~ん・・・国の制度そのものが・・・政府そのものが・・・お役所の考え方その・・・あれ?また話が変化しているようで・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

今日このごろ・・・

おじゃまもん”さんがTV出演。構造屋さんが・・・なんてやってるが真相は何処

しかしこの構造屋さん地元以外でも物件が・・・首都圏で活動するひとは全国レベル?(そういえば設計事務所で働いている時新潟と熊本の物件(プラン作成)やったっけ・・・)私みたいな設計士は地道な活動を。。。(どっかの元代議士も同じ事言ってたっけ・・・)まぁ・・・しばらく様子見を・・・いやTVのワイドショーを・・・

しかし今まで計画してきた物件がここへ来てGOサインの連呼・・・偽造しているわけではないがいつも以上に時間をかけ自己チェック・・・この地域の民間検査機関は住宅レベルしか検査しないから住宅以外はお役所へ提出する。来週頭には役所へ提出予定・・・

あ!犬の床屋頼んどかなきゃ・・・ついでに自分の床屋も・・・

| | コメント (0) | トラックバック (1)

家について考えよう23

はい!今回はパートナーの見つけ方・・・

パートナーは何時何処で出会うか解りません。さっき会った人が・・・明日会う人が・・・来年会う予定の人が・・・(ちょっときりがないか・・・)だったりします。だから焦っても・・・とは言いながら建築予定日が決まってくると焦るものです。何処で建て様か決まっていない・・・なんて悩んだり。。。だから面倒になり分譲や企画住宅を選ぶ事になったりする。いや・・・今の時代それでも良いかも・・・結局は買う人の価値観なのです。車だってそうでしょ?軽だってライオンマークの車だって最後は買う人の価値観で買うのだから。。。だから私はスバルのフォレスターを買いました。今月初めての車検で・・・スタンドでもフォレスター好きの男の子とフォレスター談義をする・・・少々燃費が悪くたって好きだからね。環境に・・・って考えるけどこれまた価値観。。。(ターボでMT。。。ハイオクで10km/Lを超える。前に乗っていたレガシーはNA,AT,レギラーで6.5km/L・・・だから家庭には優しい・・・)

しまった。。。話が・・・脱線している。。。でも私は車だって信頼できる人から買う。私の車の世話をしてくれる人は7年前に喧嘩退社して独立した人。そんな時に偶然車整備が出来る人を探していた私,知人から無理やり紹介されたのがはじめての出会い。(おじさんかなり不安な顔をして若輩者の私に頭を下げていた。)知人に義理立てし,駄目なら他探せば・・・と思いながらと整備を依頼してから現在に。。。おじさんも今や有限会社の社長さん従業員3人(?)へ・・・縁とは不思議な物だと感じた。(昔は缶コーヒーを奢ってくれたが今はランチを奢ってくれるので大好きです。(ヲイ )

家は車のようにはいかない。でもパートナーを探すのは一緒です。ディーラーで御購入の方は展示場・・・知人の車屋さんで御購入の方は工務店・・・整備士さんからは大工さん? ・・・のようなもの。。。

最後に・・・

どんなに有名な人でも・・・どんなに良い人と紹介されても・・・打合せしてこの人は合わないと思えば他に探してみると良いと思う。せっかくだもの楽しい打合せができる人を選びましょうよ。そうすれば家造りは楽しいって思えますよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう22

今回はお金では買えないもの・・・です。

多くの家族が共通の悩みで不安な日々を過ごしている事は重大事です。全ての建築士の方々に・・・『他人の財産を脅かすのは泥棒と同じです』と言いたい。ただ少しだけ疑問が・・・建築課程の授業で建築士の役割を習ったのだろうか・・・自分の作品とか言いながら建築家をいきなり目指していなかったか・・・そこに住まう人達の事を学んだだろうか・・・それは学ぶものなのか・・・ここでもう一言。。。

建築家・設計士であるまえに一人の人として分別を弁えたほうが良くないかい?

何度も書いてますが家を造るにはパートナーが必要です。あなたの家を造るパートナーが・・・そのパートナーは決して建築士だとは限りません。営業さんかもしれません。現場監督かもしれません。大工さんかもしれません。そんな人を見つけてください。パートナーが決してお金では買えないものを貴方に与えてくれるはずです。

参考に設計事務所の宣伝を・・・(ヲイ

設計監理料が高い・・・

設計事務所に頼むとお金が余計にかかる。。。とよ~く聞きます。。。この思いに対し『建築費は安くなる・・・貴方に代わり建築費の交渉で安くします』とある設計事務所が広告を出している。これは建築費を叩いて安くするという非生産的発想・・・現場の裏で職人が泣いている。。。それでは本当に良い家はできないと思う。

本当はそんなに高くない・・・

自社設計施工は営業費・設計費・施工費がかかるのです。当然それだけの利益が必要です。しかし設計事務所からの物件は施工会社にとって当然営業費・設計費がかからない。つまり施工費がかかるだけです。ではお施主様にとって余分にかかる費用とは・・・設計事務所に払う現場監理料が増えるだけの事。この金額だってよく考えたら高くない。知り合いの設計事務所の方に相談してみてください。ただ得意不得意があるので御注意を・・・

設計事務所物件を・・・

メーカーや工務店によっては設計事務所の費用だけ無駄になるというかもしれません。うちには専属の一級建築士がいるからと自社設計を進めるかもしれません。その専属の方がパートナーなら良いのですが違うと・・・施工店にとって設計事務所の物件は面倒なのです。細かい所まで聞かないと施工が進まない。。。間違えて造ると壊す事もある。。。自社物件なら気がつかないふりですむ事がすまない。。。だから嫌がるんです。

ここまで書いてなんですが・・・あなたのパートナーが設計事務所というわけでもない。この人なら大丈夫。。。と思える人を探しましょう。何処で?・・・それが一番難しい・・・

本題のお金では買えないもの・・・

お金では買えないものとは・・・自分の家に対する安心です。顔の知らない人よりもお互いが顔見知りとなった人が埃の中で貴方の家を造っていくのです。真剣に造るのです。現場に顔を出さない担当者では何処がどうなっているか解りません。貴方の家の隅々まで知る事の出来るパートナーを見つけてください。埃が誇りとなり大きな安心を与えてくれるはずです。安心はお金では買えません。

では次回は・・・パートナーの見つけ方・・・です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

文句あるかもしれないけど・・・

今日は2つ目の記事を投稿。。。きっこさんのプログに紹介されていた文面。。。きっこさんにはコメントをする事もトラックバックをする事もできないので此処で・・・

「私は都内の意匠設計事務所に勤める一級建築士です。ここ3~4年前から新築物件のレベルの低さを心配していました。今回の事件が明るみに出るのは時間の問題でした。諸悪の根源は建築確認の民営化です。以前は役所がしっかりとチェックしていましたが、民間会社の参入がOKされてからは、ハッキリいいますとインチキです。都内では、ERI、TBC、イーホームズ、ビューローベリタスがメインで営業してます。問題は、これらの検査機関会社に出資しているのが、住宅メーカーや建設会社だと言うことなのです。ERIに出資しているのはミサワ、大和、積水などの大手住宅メーカー、TBCに出資しているのは清水建設などのゼネコンと、ほとんど建設業界が出資して設立されたので(ビューロはフランスの会社ですけど)親会社の確認申請にはメチャクチャ甘いです。もともとは業界が族議員を動かして規制緩和させたので…。役所がやってたときは、通常の一般的なマンションで一月半かかったものが、今では民間を使うと2週間です。程度の差こそあれどこもチェックは激烈に甘いです。幸いうちの事務所は独立した設計事務所っていうのと、所長がいい加減なことを嫌うので、民間に変わった時に利用してみて、あまりのいい加減さに呆れてしまい、いまだに役所を使ってます。ERIで、一度問題になったのですが、特急料金なるものもありまして、プラスいくらかの金額を払うと一週間で確認が降りちゃったりしますから。最近は、建設コストが下がりまくっているので建物を建てる時は施工者と”設計、管理”を関係ない業者に頼まないとエライ目にあいますのでご注意を…」

私はこの文章を読んで言葉に出来ないものを感じた・・・此処で少し毒吐き・・・

3~4年前からレベルの低さを・・・⇒全ての設計士・建築に対して否定するのか?

インチキ・・・⇒全ての民間確認審査を否定するのか?

幸いうちの事務所は独立した・・・⇒独立していない事務所はいけないのか?

エライ目・・・⇒全ての所属建築士が欠陥を造るのか?

私は捻くれているのか・・・数多きメールの中でこのメールを紹介するのは・・・

ここで少し暴露話です。私の知人は民間確認審査会社で審査しています。私は彼に審査してもらった事もある。(先日は違う会社・違う人です)しかし彼はいい加減な審査はしなかった。いや・・・誰よりも厳しく審査した。知人なんだから・・・と弱音を吐く私を叱った。彼だけではない彼の周りにいる審査係の人たちも真面目だった。私はその知人から何を審査するか何に気をつけるかを教えてもらった。ここはいい加減な審査をするから大丈夫なんて決してそんな言葉はない。そんな彼らまで否定するような言葉に何かを感じた。確かに・・・後ろの方に座っている人は・・・(爆  特急審査はなぜ高いのか・・・通販でも急いで配達してもらうには特別料金がかかるでしょ。。。問題はその物件に何時間審査をするかで許可されるのに何日かかるかではない。あ・・・そうそう書類を一週間棚の上に置きっぱなしになっていた役所もあったっけ(爆

最後に・・・エライ目ってなんだ!自分がそんなに凄いなら全てのユーザーさんの為にチェックしろよ。。。なに?お前がやれ?・・・うん。少しやってるよ(爆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今日の朝のTVで・・・

今日は久々にゆっくり朝のワイドショーを。。。

冒頭のコメントで・・・量販店の価格破壊に各メーカーがついていけない。いままで誇りにしていた技術では会社は運営できない。技術を捨て会社建て直しに力を入れる。ここでも利益重視の傾向が・・・(建築だけではない社会全般が・・・)

消費者は安い物を求めている。安くてよい物を・・・自らの給料が増える事を望み物価が上がる事は望まない。私は以前友人に言った言葉がある。。。

君は何を造っている?それは何の一部になる?自分の給料が増える事を望む一方で自分が造る商品の値下げを望むのは矛盾しないのか?

・・・そんな事いったら何も言えない・・・しかしこれは当たり前の事。私は以前から適正価格を考えている。何が適正か・・・とりあえず私は儲けすぎない事。。。

リフォーム詐欺のおかげかリフォーム業は利益がすごいらしい・・・詐欺による著しい価格上昇が一般業者にも潤いを齎しているそうで・・・私は先日リフォームの設計をし見積を作った。施工業者の了承済みでお客様に提出すると・・・安いの一言。。。私は決して安くした訳ではない・・・適正な価格をと考えただけで。。。他の業者はいったいいくらで・・・

大会社の重役さんの話を聞いた事もある・・・自分の出世話がメインとなり結局儲け話。。。其処にはエンドユーザーへの思い等微塵もない。その重役さんがある地域型住宅メーカーの社長さんに言われたらしい・・・『お前は現場を知らないだろ・・・・・・』その後地域型住宅メーカーは大会社にホサレだし会社は少し傾いた。。。エンドユーザーさんの事を考える人が阻害され考えない人が温かい思いをする社会構造。そう・・・思い出した・・・それが嫌で会社を辞めたのだ。。。会社に挑戦するために独立したのだ。。。

お金では買えない物がある******。・・・なにかのCMであったような・・・

よし次回は家について考えようの続編・・・お金では買えないもの・・・です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

建築確認申請

建築確認申請を提出してきました。

やはり・・・ちょっと・・・ほとんど・・・訂正なしでOKもらいました。

確認済書交付ですぅ。。。ハイ!

まぁ・・・住宅と言う事もありチェックする所は決まっているから。。。チェック時に検査員さんに自己申告しながら・・・これは此処に・・・それは此処に記載してます・・・と。。。・・・書類が完璧なんですよ!いい加減な審査じゃないですよ!!!

でも私以外の方が・・・『************』と発言・・・その方はメーカーさん・・・『ちょっと・・・それはね~。。。これだけニュースになっている時に些細な事でもそれはどうかと・・・』と心の中で呟き。。。私は聞こえるように笑ってあげた。(本当

しかしマスコミは大々的に報道しますね。私は実物を見ていないから何とも言えないが・・・氷山の一角・・・なんて言われたらもっとあるって事だよね。だったら阪神大震災のときにもそんな建物はあったの?震災後計算書の検証をしてないの?その時点で問題が発生しなかったの?・・・と思う。

確か新耐震基準の構造計算はこの時に立証できていたのでは・・・

いや・・・それでも,もう一度検証は必要ですよね。安心を得る為に。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

いかんよね。

niftyのHPに偽造のニュースが・・・

今朝の新聞には元請さんなど知らぬ存ぜぬと書かれていましたが・・・それで終る話でもないと思っていたが・・・やっぱりね。。。

報道番組でもコメンテーターの皆さんが辛口のコメントを・・・仕方がないですよね。私でもきっと辛口のコメントを言ってしまいそうで・・・でもちょっと聞いててキツカッタ。。。まぁ・・・私は捕まる事をしていないが,やっぱり一般の方々から同業者として見られてしまうのかと思うとね・・・

今月はず~っと忙しく・・・日曜日も仕事で・・・今日は書類作成を・・・明日は建築確認申請を提出予定で・・・(ナニ

・・・審査・・・厳しいのかなぁ・・・住宅クラスなら・・・どうだろう・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

偽造

今日もニュースで構造計算書偽造について報道されていました。

建築士さんもインタビューを受けている映像がありましたが・・・構造設計屋さんが偽造するとは考えられなかった。オーナーがいくら建築費用を安くしたいと言っても地震で倒壊する建物を望む事はないと思うのです。それを仕事が欲しいからと偽造する建築士・・・仕事が欲しいの言葉は誰に向けられているのでしょうか。。。元請ではないでしょうか。。。元請に対する非難もこれから出るでしょうがそれ以前にこの建築士が元請しか見ていなかった・・・そして一番大切なユーザーさんを見ていなかった事が悲しい。。。

わたしも以前は構造計算を行なっていました。(今は構造計算ソフトがないので木造以外は行なっていませんが。。。)ほとんどがPCで計算されるので偽造する箇所は限られてくると思います。そう・・・最初に行なう条件設定を偽造するしかない。。。

初期条件とは・・・

建物が倒壊するかどうか計算の根拠は建物の荷重(重さ)です。重い建物ほど強い構造体にしなくてはいけないのです。逆に軽い建物ほど弱い構造体でもOKとなります。計算では建物本体の重さ『固定荷重』と建物の用途別に法律で定めた『積載荷重』の二つから算出します。(積載荷重とは人・家具と考えてください)その他に地域別に短期荷重(風や地震や積雪)色々な係数設定がありますがこれは地域内ではほとんど変わる事はない係数です。そこまで出来るとあとは柱や壁・梁の位置(建物の形状)の入力です。それが終るとあとはPC内で自動計算。。。だからこの計算が正しいか間違っているかの判断は初期条件でほとんど判断できます。(ソフトのプログラムを変更してあれば別ですが・・・)

あくまで私の経験からの推測ですので間違っているかもしれません。。。

民間の確認検査について・・・

検査がズサンという声が聞こえそうですが・・・基本的に設計士の自己責任でチェックしていると私は考えています。つまり設計士の責任で建物を設計するのです。提出する書類も設計士が責任を持って作成しなくてはいけない。民間の確認検査機関を庇護するつもりではないのですがそれ以上に設計士が自分の仕事に対しプライドを持たなくてはならないと思うのです。

家内の言葉・・・

私が独立して設計事務所を開設する時家内が一言私に言いました・・・

全ての責任を背負う覚悟はあるのか

設計士とはそんな仕事だと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

土地売買でのクレーム

土地売買時のクレームです。

登場人物・・・土地購入者Aさん夫妻。土地仲介者Bさん。私の知人(不動産に詳しい)Cさん。そして私。。。

Aさん夫妻はBさんが仲介する土地を買おうとしました。新規のお客に喜んだBさんはAさん夫妻に希望する土地がお値打ちである事を何度もアピールしたそうです。土地費用に上下水道の負担金から造成工事の費用・・・etcまで含まれていると聞きAさん夫妻はこの物件に飛びついたそうです。。。しかし日が経つと当初の条件が変わってきました。Aさん夫妻は不信に思いながら話を進めて行ったそうです。しかしとうとう販売価格まで変わってきた時点でAさん夫妻はBさんに問いただしたそうです。始めの話と違うと・・・Bさんは『売主さんの要望もあるから仕方がない』と言ってきたそうです。その時私はAさん夫妻と家のプラン作りについて話をしていまいた。Aさん夫妻は自分達だけでは不安だと言う事で私はCさんと土地売買の打ち合わせに同席するようになりました。当然こちらからの要望をBさんに伝え幾つか売主さんにも妥協してもらいAさん夫妻にも幾つか妥協してもらう結果で契約となりました。当然この時の取り決め事項は契約書に記載しBさんには別紙にて覚書を書いていただきました。追記しますが私とCさんはこの業務についてボランティアでした。。。

その後に・・・

土地契約・引渡しが済み建物契約が行なわれ工事着工となりました。。。ある日Aさん(旦那様)が『外構工事の一部(実際には明確に部位指定されていました)をBさんが行なってくれると以前言っていたが一度聞いてもらえないか』と私に言ってきました。普通は考えられない条件でしたがBさんに聞くと予想通り『そんな話は知らない』と返事がありました。・・・もう解りますよね。ここでまた言った言わないのクレーム話です。私も契約前に聞いていれば良かったのですがこの時点で初耳でした。話し合いの場が再び設けられその場でもお互いが一歩も引かない状況になりました。Aさん(奥様)もBさんが言った事を覚えていると話し出し等々Bさんは開き直りだしました。『私が言ったと言えば良いのだろ!言った事にすれば良いじゃないか!』・・・です。この時は私もCさんも中立の立場でしたがこの言葉につい『じゃぁ・・・工事するの?』の問いにBさんは黙ってしまいました。。。解決の糸口が見えないままでしたので私はBさんにAさん夫妻に誤解を招くような言動があったのではないか思い出して欲しい。Aさん夫妻ももう一度打ち合わせ記録がないか証拠を探し出してほしいと頼みこの場を治めました。

不可解・不快な文章・・・

数ヶ月が経ってからBさんに連絡すると一通の文章が届きました。その内容は・・・Aさん夫妻に外構工事の一部を行なうと言ったことはない。Aさん夫妻の思い違いだろう。。。と記載されていました。私の要求した内容は一言も書かれていませんでした。。。これでは駄目だと再度要求すると数週間後に・・・建物計画において建築費用以外に土地購入時にかかる諸経費の話が出ていない事が問題と思う。私の知り合いの工務店は諸経費まで含めて話しているのでこの様なクレーム話は一切出ない。設計担当者の不手際と考える・・・という内容でした。

この内容にCさんも呆れ私はAさんとの打ち合わせ内容(日付入り)で用意しました。当然土地売買の打ち合わせ内容も含まれています。実は実際の図面作成は土地契約後に行っているのです。私が本腰を据えて建物の話をしている時には土地購入の諸経費用は終っている話なのです。それに土地契約前の揉め事の原因の一つがこの諸経費用だったはずです。いつの間にか私の責任になっている・・・それに外構工事の件については何もふれていない・・・

泣き寝入りか・・・

Aさん夫妻は土地の打ち合わせ資料を探しましたが何も出てきませんでした。結局証拠がない。Bさんは工事はやらないと言っている状況・・・土地売買契約前にAさん夫妻が私かCさんに話してくれれば・・・と思いましたがすでに手の打ちようがない状況・・・Aさん夫妻も諦めモードに入ってしまいました。Cさんもこれ以上はと手を引き始める始末。。。(色々聞いてみたが無理そうだとのことで・・・)結局泣き寝入りのような感じで・・・

皆さんも契約事では言った言わないとならないように文章にして後々揉めない様にしましょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家を建てるには土地が・・・

今回は家を建てる前の事を・・・特に土地を購入して家を建てようとお考えの方に・・・

良い土地が見つかりさて契約となった時。。。

不動産契約時には書類が二つ用意されています。 『不動産売買契約書』『土地重要事項説明書』の二つです。契約書は皆さんよ~く目を通すと思いますが説明書はどうでしょうか・・・この重要事項説明書は文字通り重要です。なぜか!・・・

土地の契約後に・・・

契約を交わし受け渡しも終了すると自分の土地になりますが、土地(地域)によっては決して自分の自由に出来ないのです。そう・・・土を入れブロックを積むことさえも!。。。その事が重要事項説明書に記載されています。どんな言葉で表記されているか・・・専門用語です。初めての人には解らない言葉です・・・だからよく読み人任せではなく解らない事は聞きましょう!・・・いつ?・・・契約の場で聞くのです。。。だれに?・・・貴方の目の前の不動産屋さんです。。。

建築確認申請が提出できない・・・

貴方の購入した土地に規制がかかっていればその規制を解除しないと建築確認申請が提出できません。もし規制を解除する前に土地をさわってしまうと解除する為の書類を提出しても許可がでません。許可がでても何らかの罰則があります。例えば造ってしまった物を取り壊すなどなど・・・etc・・・確認申請を提出する前に必要以上のお金も時間も使ってしまうことになるのです。自己責任という言葉が重い事を認識できる瞬間ですね。。。

私の独り言・・・

よく規制解除の申請を頼まれます。頼まれるのは良いのですがその申請を軽んじているのか頼むと同時に工事を始めてしまいます。まだ同時なら良いのですが・・・始まっている時も・・・申請には現状写真を添付する場合もあります。現状写真・・・そこで申請書作りが止まります。問題が発生して依頼者に相談に行くと 何とかして欲しい! の一言。。。一旦工事をストップさせ行政に相談する事になる・・・いろいろ悩みながら進めていくのですが数日経つと依頼者よりTEL・・・ まだか!早くして欲しい! と・・・私だって早く提出したい。しかし出来なくなったのは何故か!そして何故私が責められるのか・・・なにか間違ってないかい?

以前土地売買でクレームがついた事があります。私は購入者側でした・・・その話を次回しましょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう21

今回は窓の選定方法・・・

窓には様々な大きさと機能を備えた窓があります。これら窓の選定によって外観のデザインと使い勝手が決まってきます。私は一般的にデザインの良いもの程使い勝手は悪く,デザイン的に普通なもの程使い勝手は良いとお客様には説明をします。※ここで言う使い勝手とは日常生活から掃除にいたるまでです。

窓の大きさ(幅)は・・・

窓の大きさを考える時当然構造耐力の事も考えますが同様に家具の配置も考えます。それらを考慮して窓幅を決定します。

窓のデザインは・・・

窓は光と風を取り入れる場所です。出来るだけ一部屋に2箇所は窓が欲しい所です。(間取りによっては無理な部屋もありますが・・・)そして一箇所はメインと考え残りはサブとして考慮します。メイン窓は大きく使い勝手の良い引き違いが良いでしょうね。外観を考慮してデザイン的に変化を持たせたい時はサブの窓を変えていきます。またデザインを考慮する時に窓の高さも考慮する事を忘れずに・・・

平面・立面だけでも・・・

最近は計画中にパースや模型で家の出来栄えを確認できる様になってきました。しかし工務店によっては作成できない所もあります。そんなときの簡単な判断基準です。。。敷地周りからよく見える面を2面選びます(南立面と東立面。という風に・・・)それぞれの面にメインの窓,サブの窓と分かれている事。そしてその立面図が2面とも絵としてかっこよいならばまずかっこ悪くはないでしょう。。。もし外壁を張り替えるなら色のメリハリを付ける事がお薦めです。

いままでに良かった窓・・・

一言で見栄えがする窓はフルオープンの窓です。(クローゼットの折戸みたいな窓です)窓の外にウッドデッキを設置するとかっこいいです。ただ幅が2700mm位取れないと逆効果があるので要注意です。また雨戸も電動シャッターにしないと不便・・・。

さて次回は・・・ネタ探し・・・(?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑳

今回は大きな窓について・・・です。

気が付けば20回目・・・初心を忘れず毒を吐き続けます!(?

最近TVに紹介される住宅をみると・・・大きな窓・大きな扉が共通のようで・・・まあ私もそれを見てかっこいいなぁ・・・と思います。。。しかし時折疑問が・・・

阪神大震災後,建物の角には壁を設けよう。大きすぎる窓は危険。避難が出来るように避難経路を確保しよう。・・・とみんな考えていたと思う。だがこれだけ地震に対して警戒しなくてはいけないと報道されているのに最近流行のデザインハウスは・・・。やはり日を重ねるとあれだけの惨事も忘れてしまうのだろうか・・・大地震にも耐えられる強化ガラスを設置されている事を望みます。

家内の親類が神戸に住んでいます。義祖父が入院し見舞いに行ったのは震災後4年が経ってからだった。あの惨劇の中に義祖父・義祖母もいたが幸いにも難を逃れた。恥ずかしい話だが私は倒壊した建物を目の前で見る事はなかった。(まだ震災の時には家内とも知り合っていなかった・・・)当時勤めていた設計事務所のTVで震災の状況を見ていた事を覚えています。(当時大阪の設計事務所に勤めていた友人が震災後職を失い,今度は解体会社に勤めていると連絡があった・・・) 震災後4年が経過した神戸の街は震災の傷跡など分からないくらいに綺麗になっていた。。。しかし・・・私が見たのは表面だけだとすぐに気がついた・・・それは仮設住居に住む人達を見た時・・・今はこの光景は見る事は出来ない。しかし私の脳裏にはしっかりと残っている。その為だろうか・・・ある大手住宅営業マンが私がいる事務所で営業目的で震災の写真を貼りだし,この写真を営業目的で無料配布しようとした時は腹がたった・・・(私なりの小さな抵抗として指示された部数の配布用写真を用意しなかった) 私は『何事も天災を人災にならないようにしなくてはいけない』と思うんです。 地元の建築士会で道路の避難経路の調査(簡単に言えば敷地塀の調査)をしたが危険な塀も多かった・・・。

窓の話に戻しましょう・・・明るい部屋は気持ちが良いものです。窓を大きくしたいという要望は実際多い。散歩をし建築中の家を見ると出来るだけ窓を大きく!・・・と要望があったかのような窓も設置されている。地震の危険性だけではない,雨漏りの原因になりそうな窓もある。『だれか注意したのか・・・御施主様はその危険性を知っているのか・・・』そう思うが私が出るわけにも行かないからその家を見ては犬に話し掛けて止める。。。窓も適材適所だと思う。内部建具だってそうです。大きなドアほどメンテナンスは必要。。。そう開け難い閉まり難いドアではね・・・

では次回は・・・私なりの窓の選定方法です。。。え?つまらなそうだから止めろって?そう言わないで読んでみてくださいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑲

今回は建築コストについて・・・

私は以前ローコスト住宅の企画をした事もあり色々な会社のローコスト住宅について調べた事があります。建築コストについては私がよく遊びに行く建築屋さんが詳しいと思いますが私なりの見解をここで・・・

本体工事価格と坪単価・・・

メーカーのパンフや広告を見ると本体工事価格が表記されている事があります。その価格をみると凄くお値打ちの住宅のように思えますが実際本体工事価格ってなんでしょうか?・・・それとも何処から何処までが本体なんでしょうか?・・・実はその決まりは各メーカーで独自で決めていて同じ条件では解りにくくなっています。いかに本体工事価格を抑えて表記し問い合わせを増やすかがメーカーの考えているところです。 (集客目的の企画)  ローコストメーカーに見積依頼し提出された金額をみると想像するよりも高い事があったりします。 (あるメーカーではOPは定価で・・・なんて事もありますから・・・) 実は昔ローコスト住宅と競合した事があります。私はローコストを売り物にしていませんでしたが仕様等合わせるとほとんど価格は変わりませんでした。それどころか・・・。(爆  私の友人で建築費用はもっともっと下がると信じている奴(K君君です。。。)がいますがこれ以上下がる事は難しい所まできています。それどころか物価が上がれば当然・・・。坪単価だってそうです。メーターモジュールを売り物にしているメーカーがなぜ坪で表記するのでしょうか・・・それは同じ間取りの物件でもメーターモジュールの住宅と尺モジュールの住宅では面積は20%増えてきます。後は算数の問題です。。。同じ数値を大きな数値で割れば答えは大きな数値のほうが小さくなるんです。だからメーターモジュールの方が坪単価は低くなるんです。 (メーターモジュールの方が工事価格は高くなりますけどね。。。)だから表記価格だけで安いと決め付けるのは危険です。見積を取り各社よくよく比較検討して決める事が重要です。  施工床面積って言葉にも要注意・・・

見積以外にもお金は必要・・・

見積に入っていない工事を確認してください。電気照明・カーテン・TVアンテナ・電話・登記費用・エアコン・引越し・そして新調する家具・・・あ!鍋もです。当初の予定以上にお金はかかります。自治会費なんてものもある・・・そんな必要になるお金を用意しなくてはいけません。このようなお金は自己資金内で補わなければならない事もあるので要注意です。メーカーは最初の建築予算にあわせて見積を持ってきます。(時には値引きした状態で持ってくることも・・・)自分のお財布の中は自分で管理しないといけません。その分値引きさせればなんて考えはお薦めしませんよ。。。

私は以前営業マンをよく見るように記事にしました。しかし同じ様にメーカーもお客を観察しています。展示場内でお客の動きを観察しています。中には長期戦略の営業マンまでいる始末・・・運命的出会いと思いきや作られた運命のときもあるから恐ろしい・・・。いやいや私が言いたいのはこれじゃない・・・

工事中職人さんにはやさしく接してください。駄目な事は駄目ですが相手はプロです。信用する事も大切です。御施主様に信頼されていないと大工さんだってやる気をなくします。無意識で・・・なんて事になるのはお施主様にとって損ですからね。。。

さて次回は・・・ねたぎれですぅ・・・(汗

・・・そうだ!大きな窓についてにしましょうか。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

家について考えよう⑱

今回はインテリアについて・・・です。

その前に・・・改装工事で打合せした事が職人さん達に伝わっていない!!!寸法も間違っている!!!・・・一番こだわった部分がこれでは・・・がっくり・・・さて気を取り直して本題に。。。

インテリアと言っても建築の室内・・・だから天井や壁・床の選定ついてです。

壁紙を選定するとき『せっかくだから面白い壁が良いよね・・・』という方がみえますがその考えに対し私は好きではない・・・いわゆる内装材は絵で例えれば背景だと思う。背景が個性的だとその絵はどうなるか・・・ピカソ?・・・そう考えれば良いかも・・・・・・・ってそんなわきゃない!・・・ゆったりと出来る部屋が欲しいでしょ。。。毎日にぎやかな部屋では疲れちゃう・・・まぁ・・・家具も無いソファーと小さなテーブルだけの部屋ならそれでも良いでしょうが・・・。壁画を思い出して・・・

部屋の主役は家具達・・・

部屋のイメージを作るのは家具だと思うのです。建築はインテリアデザインに対し脇役であるべきと思います。私は日々変わるLifeに対応出来る部屋を創りたいと思うのです。その点でデザイン住宅のインテリアデザインは・・・住み人のLifeを逆に創ってしまう。その部屋に合う家具も決まってしまう。そもそも建築デザイナーが『私の作品』とコメントする事に異議を感じる私です。『私の・・・』の『の』が気に入らない。。。お客様に対し高いお金を払わさせて自分の作品に住まわせているようなこの言葉が嫌い。その割には技術的知識が乏しい・・・乏しいのに他人の助言は聞かない・・・以前も階段の手摺の隙間が広く子供が落ちるのではないかと助言したが『これがデザインです。』と言わんばかり・・・

良い家とは住み人が全ての事に対し安心して住める家の事だと思う。

おっと・・・だいぶ話が脱線してる・・・まあ建築におけるインテリアの基本は・・・シンプルなデザインに・・・です。アイテムも適材適所が一番です。・・・けっして化粧梁や勾配天井,腰板,珪藻土の壁が駄目って事じゃないですよ。それらアイテムが強調しすぎないようにするのがやすらぎの部屋への近道と思うのです。そして自分の部屋のイメージを強調するのは家具達です。何事もメリハリが大切だと思うのです。

天井・壁・床の色・・・

天井は白っぽい色が良いと思います。それは光を反射して明るい部屋が出来るからです。黒の天井って圧迫感があって暗い感じがあるでしょ?だからです。天井⇒壁⇒床の順番に色を濃くするのが基本です。。。ただ広いリビングでダーク系の天井を使い重厚感を出す方法もあるのでそれが全てという訳ではないでしょうが・・・

では次回は・・・建築コストについてです。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑰

今回は色々なアイテムを考えよう。。。です

そうそう始まる前に昨日記事を書き終わり保存しようとしたら保存出来なかった・・・慌てて記事をワードに保存・・・そしてその記事を再度掲載したのでおかしい所がありましたらごめんなさい。。。

さてさて・・・まず始めに・・・あなたの好きなアイテムって何ですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうですか。それは良いアイテムをお望みですね・・・(ヲイ

アイテムの有無は関係無しに貴方の家造りのテーマを決めましょう。。。そうテーマです。決めれますか?・・・・・・・なんでも良いのですよ。例えば『かっこいい家』とか『新しくなつかしい家』とか『無垢な家』・・・なんでも良いのです。『△よりも□』なんてな物もOKです。それがスタートラインになります。そのテーマが欲しい家だったりします。途中で変更しても良いんですよ気軽に決めましょう。。。

さて細かいアイテムについてですが、欲しいアイテムを間取りプランの作成前に担当者に伝えておくのが良いでしょうね。そう間取りによってはアイテムが使えない事だってあるんです。アイテムにもよりますが早すぎるなんてないでしょうね。。。それから抽象的な事だって良いと思います。それを具体的にする為に設計者はいるんですからね。。。

コメントから・・・

chikacoさんのコメントからです。。。例えば珪藻土の壁は?・・・なんですがその前に皆さんの家の室内の壁を見て下さい。。。A:シンプル派?B:飾り付け派?C:それとも何でもあり派?D:いやいや模様替え頻繁派?・・・どうですか?・・・私が思うにCとDの方で壁に色んな物(特にポスター系やカレンダー系・・・)を貼る若しくは飾る方は珪藻土など塗り壁は遠慮した方が良いでしょう。。。だってせっかく塗った壁が落ちるでしょ・・・それだったら珪藻土クロスなんかがお薦めですよ。見た感じは一緒だから。。。珪藻土の壁は大人の部屋向きです。小さな子供さんがいる御家庭で『リビングは珪藻土ではないと駄目!』・・・と言われるなら,そうですね・・・腰板を貼りましょう。それならミニカーで壁に傷が付く事も防げるしね・・・そうそう猫を飼っている御宅も腰板お薦めですね。。。え?ツマンナイ事!言うなって?・・・しょうがないでしょ事実なんだし住む前は理想だけでOKでも住み出すと現実になるんだからね・・・・・・それから古木のフローリングですが駄目な部分ってのは無いと思いますよ。これは輸入アイテムと考えは同じだと思うのです。。。はっきり言って床なりや傷が気になる方にはお薦めしません。少し位床が鳴っても気にしない・・・少し位フロア―目地が広くたって気にしない・・・少し位反っていたって気にしない・・・そんな方なら不便だけど優雅な世界に行くことを止めません。。。いや止めるものですか・・・ご招待したいくらいです。・・・・え?雰囲気だけでも味わいたいのですか?・・・それならクッションフロア―に良いのがありますよ。店舗用ですがカッコイイんですよ!絶対お薦めですよ!・・・え?何ですか???・・・・・・そうですか・・・じゃあ検討しましょう!。。。それからニッチですね・・・これは細かいアイテムに入りますから事前要求が良いですね。

まとめ・・・っす。

天井仕様・壁仕様・床仕様については最後まで検討できます。いやもしかすると上棟日までだって悩む事が出来ます。だからいっぱい悩んでください・・・でも注意事項があります。工期には配慮してね。。。細かいアイテムについてですが間取り決定時が8割方決め時です。変更は出来ますが全て思い通りにはならないのです。(だからそのアイテムの為に途中で間取りが大きく変わることも・・・)

次回は・・・インテリアについて・・・です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

家について考えよう⑯

今回は家造りの窓口。。。見学会での注意編です。。。

展示場やショールーム以外で建物を見学できる場に現場見学会と一日体験会がある。現場見学会は構造見学会と完成見学会があり現地スタッフ(営業や現場担当者)により説明を受けることができる。一日体験会は分譲住宅などで一日住み家の良し悪しを購入前に確認してもらう場でもある。

構造見学会・・・

構造見学会には基礎配筋見学会構造体見学会がある。はっきり言おう・・・いきなり見てもわからないと思う。。。疑問に思う事は多いと思うが先入観から良い物まで悪く言う人がいる。プレハブ住宅が好きでない人がプレハブメーカーの見学会に行き『やっはり木造が良いよね』なんて言うのはプレハブ住宅を購入しようとする人に対し失礼である。逆にプレハブ好きな人が木造の構造を見てあれこれいうのも失礼である。その家に住む人もいる事を考えて言動には注意してほしい。(決して行ってはいけないと言うのではなんですよ。)また見学に行くタイミングだが一通り各メーカーや工務店の資料による勉強が済んだ後に行くのが良いだろう。・・・何を勉強するかって?・・・それはそれぞれの構造の特徴です。まあ良い所しか書いてないと思うので長所を理解する事ですね。。。短所はどうすればよいかですか?・・・違う工法の営業さんに聞くのが良いでしょうね。喜んで短所を教えてくれるでしょう。でもそれを信じすぎてもいけません。話半分として聞きましょう。。。

完成見学会・・・

完成した家を見学する事が出来る。御施主様が見学会にみえる時があるので言動には要注意・・・この場では展示場以外で見える物をみてほしい。特に収納については考慮して見ると良い最近ではキッチンや玄関周りに収納を設ける。私も去年玄関横に3帖ほどのシュークローゼットを設けた家を造ったがなかなか好評だった。あとコンロ横に小さな棚を設ける事も良いだろう。当然設備機器についても確認する。よく目立つコントローラーなどは見るだろうがそれ以外にコンセント周辺を見てみよう。LANなどの装備を導入する家は多い・・・そして内装素材のチェックも必要。。。しかし一度に全てを見ることなんて出来ないからメーカー・工務店を決めた後でも他社の見学会に行くのも良いだろう。実際は設計途中に見るのか良いと思う。。。

入居後見学・・・

もし見ることが出来たなら入居中のお宅に訪問しよう。家具が入った家を見ると全然ちがうしお施主様の入居後に気が付いたことも聞ける大チャンス。。。バスで訪問するメーカーもあるがこれも展示場と思って行くように・・・できれば担当の営業さんに特別に一軒だけ見せてもらうのが良いと思う。。。あ!・・・この時の見学では裏を読むことはしないでね・・・

一日体験会・・・

これも体験できたらお薦めできる。この時のポイントも収納関係・・・何処にどんな収納が便利か考えよう・・・それが出来たらドア関係をチェックして開き関係など重要・・・そして夜は音の確認・・・断熱効果も解る範囲で・・・全ては生活レベルでのチェック!・・・そして注意事項・・・感傷にひたったらペケ!!!良いのは当たり前です。新築ですから・・・

それと工場見学会・・・

工場見学ツアーもある。。。このツアーの目的は会社を認めてもらう事。。。こんなに凄い設備の整った会社で建てれば安心だ!・・・と思ってもらうのが目的です。でもそれだけで選ぶのはちょっとね・・・それもとっても大事ですが、それ以上に大事なことがありますよ・・・よきパートナーを見付ける事ですよ!

いろいろ勉強しようとすると次から次へと出てくるからわけが解らなくなりますよね。『なにが良いのかわかんない!』・・・なんてコメントが聞こえてきそうです・・・いや・・・昔きいたなぁ・・・解んなくなったら原点に戻る事です。そして住んでみたい家を描いてみてください・・・もし描けたならそれが貴方の目指す家です。もしも描けないのなら今度の休みは家族皆でリフレッシュ!!!・・・しませんか?

次回は・・・色々なアイテムを考えよう。。。です

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑮

今回は輸入建材とアイテムです。

ここで質問です。あなたの車は欧州車ですか?国産車ですか?・・・・・・・・。。。へぇ・・・そうなんですか。私ですか?私は国産車です。。。高級欧州車は別として欧州の大衆車は細かい所の造りが雑で,もしかすると国産の軽自動車のほうが出来は良かったりする。。。それでも欧州車が好きだとライオンに乗っている人は言っていた。何に価値観を持つかで変わってくるんでしょうね。

輸入アイテム・・・

ここではキッチンを例にあげてみましょう。ある会社の社長さんがドイツ製のキッチンを自宅に入れられました。ご自慢のシステムキッチンです。出来栄えも高いだけあって素晴らしいの一言・・・輸入品という名もあって周囲の評判は上々・・・。しかし月日が経ち所々調子が悪くなったらしい・・・取り扱い業者にメンテナンス依頼をすると部品がないから取り寄せになるとの事だった・・・それは輸入品の宿命だと諦めたそうだが悪くなる所は徐々に増えていく・・・なぜこんなに悪くなるのか再び取り扱い業者に問うとこんな答えが・・・『使えば悪くなるのは当たり前』とのこと。けっして悪徳業者ではない,価値観が違うのです。。。使えば悪くなる⇒悪くなれば直せば良い⇒壊れる事は悪い事ではない。。。というのです。実は日本人ほど物が悪くなる事を認めない人間はいないのです。だからフリーメンテに拘る・・・メンテが嫌い・・・というコメントが出るんです。『消耗品です』の言葉が嫌いだったりもする。(決して日本人を否定する気はないんです。この事が世界に誇れる車を造り出した原動力になったのですから・・・以前漫画本で読んだ台詞がある『日本の車は壊れない』・・・と主人公の平取締役が米国自動車メーカーの人に言った台詞です。私はこの台詞で日本人という事に誇りを持てるようになった。)欧州の人は物を大切にする。長い間ひとつの物を使い続けるから壊れる事には拘っていないのだと思う。この大きな気持ちがあれば輸入品も使いこなせるだろう。

猫足バスだって学生時代に私も憧れた。ある浴槽の有名メーカーの社長さんと偶然会ったことがある。(雑誌にも載っていた人)こんなんでお風呂に入れたらどんなに・・・と思った。そしてそんな猫足バスが似合うお風呂とは・・・そう考えるとデザイン優先になる。。。いままで普通のお風呂に入っていた人がデザイン優先の少し不便なお風呂に入った時なんて考えるだろうか・・・日本人の完璧主義は優雅な不便さを認めれないのかもしれない・・・(少し位お湯が浴室から出たって・・・)だから私はUB派なんですね。。。そう私は仕事に関しては完璧主義です。私生活はいいかげんですが・・・

では次回は見学会での注意点です。。。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

家について考えよう⑭

今日は再度墨だしをしに朝から現場へ・・・久しぶりに通勤によるラッシュ渋滞にはまる私・・・今のところは順調に工事が進んでいる。。。

今回は外構第3段ガーデニングについて。。。

私は最近ガーデニングはやっていない。家でやっていた時もせいぜい鋏を持って植木の手入れ程度・・・展示場があった時色々考えたので“ガーデニング=仕事”となり正直やりたくないのかも・・・しかしその割には葉が好きで緑系の小さな植木(?)を買ってきて並べている。。。今職場に観葉植物がないから買おうか迷っている所・・・

マンションのガーデニング・・・

ガーデニング雑誌を本屋で立ち読み・・・色々なガーデニングが載っている。マンションのバルコニーに並べられた植物達。。。見るのは楽しいがよく考えると恐ろしい・・・。小さなお子さんがいる家庭でバルコニーの壁に木製ラチスを設置しているのを見るがこれは危険。木製ラチスが梯子になり子供が手摺に上れるようになっている。。。あと鉢植えを並べた棚も階段になる・・・気をつけてくださいね。。。それから自家製のバルコニーガーデンを造るのも良いですが防水関係のメンテは欠かさず行なってくださいね。。。それからバルコニーは避難経路を兼ねているケースが多いですからいざという時のために人が通れるようにはしましょう。。。大事な鉢植えが壊されたって文句はいえません。

・・・しかしガーデニングを建築的に判断すると面白くないですね。。。夢がなくなる・・・

庭付住宅のガーデニング・・・

庭があればガーデニングは思いのまま。。。レンガやブロックで花壇を造るのも良い。花々を並べるのも良い。何でも良い良い。。。畑だって作れるの。。。ただツタを建物に生やすのはちょっとね・・・家の寿命が短くなるのでやめましょう。。。

室内の鉢植え・・・

リビングに観葉植物なんて良いですよね。。。是非ともお薦めしたい・・・でもね。水には注意してほしい。知らない間に水がフロア―につたっていたなんて事もあるからね。。。

ここまで書いて思った事。。。建築の人間ってガーデニングに向かないのか・・・緑は好きなんだけどなぁ・・・

水対策・・・

災害時などの水不足対策を行なう為に家の屋根に水を貯めている家を雑誌で見たことがある。既存宅を自ら改造して造られたそうで・・・ここでも疑問が発生する。。。地震対策は????地震で家が倒壊して水がこぼれたら意味がないからね。。。

最後に一言・・・

今回は夢のない話でした・・・しかしそんなはずでは・・・と後悔するよりは間違いのない楽しいガーデニングをして欲しいのが本音です。ユニバーサルデザインのガーデニングを目指したいからね。。。

では次回は・・・輸入建材とアイテムについてです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑬

外構の照明について。。。

いつもの話・・・

いつも話に出るデザイン住宅の外構は2m強の高さの塀で囲まれていた。もちろんデザインされた塀なのでマルちゃんの友達で花輪君宅のような塀ではない。。。そこの住宅の塀には2m間隔で足元灯が設置されいて幻想的な外構になっていた。外壁は白,塀はRCの打放し,アプローチタイルも白で所々に木が植えられた・・・想像できますか?綺麗ですよ凄く。。。でもすぐに汚れるのだろうなぁ。。。

ラフプランはお早めに・・・

外構を後で考える人は多いのだがそれは止めた方が良い。工事は1年後と決まっていてもラフプランは考えるべき。。。それはなぜか・・・給排水設備・電気設備は外構との関係がある。なにも考えずに工事をすれば後で余分なお金を払うことにつながるから。。。ラフプランぐらいは考えても早くはない・・・もしかすると遅いぐらいかも・・・

電気照明の設置・・・

外構照明は門に一つは付けるだろうがアプローチ部分と車庫部分にも欲しいところ。照明は地盤から30cm位の高さのガーデンライトで十分だと思う。これ以上つけると明るすぎて近所に光害を出す事にもなる。駐車場には外部コンセントを付けよう。もしできればセンサー付きのライトをつけることをお薦めしたい。なにかと便利だから。。。ウッドデッキをつけるご家庭はそのデッキ部分を照らせるように照明をつけるとよいだろう。なにかと便利だから・・・私の自宅はベランダが8帖あり完全に屋根で覆われている。そしてベランダの天井にはダウンライトが3個ついていて照らすと明るいしカッコイイ。。。(少し明るすぎとも言う・・・) そしてここで注意事項・・・。外部の電気もSWは必ず宅内に設けましょう。出来れば駐車場のコンセントにもSWがあると良い。SWは外でも良いが中の方がもっと良い。。。その為には建築中に外構ラフプランが必要になるんですね。。。

そうそう太陽光利用のガーデンライトは・・・しょぼいから止めましょうね。

さてさて次回は・・・外構第3段ガーデニングについて。。。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑫

今日は移動ばかりで疲れた・・・2時間半の業務に5時間の移動・・・その後に事務処理・・・

今回は外構について。。。

家が完成すると外構が気になる。車から見える我が家が他と比べて殺風景だと少し寂しくなる。。。(これ私の話・・・) 書きながら気が付いた事・・・一言で外構というが実は奥が深い。。。簡単に終りそうにないから今回は外構の1回目にした・・・1回目はオープン外構。。。

最近の外構について・・・

今は昔のように門を建て塀を造る事は少なくなった。。。敷地の広さは変わらないのに一家に3台分の駐車場が必要となる・・・当然庭を無くし駐車場にする。夢のマイホームの目の前には文化の象徴たる車が何台も並ぶ・・・そんな敷地事情からか塀を造る家も少なくなった。少しでも広く見えるようにの思いからオープンガーデン(外構)の庭が流行り出した・・・と思う。(当然それだけではないとも思うが・・・)・・・そしていつの間にか私が計画する外構の基本は出来るだけオープンにする事と緑を増やす事・・・そして象徴たる門柱を建てる事・・・となってきた。。。

高い塀の家は泥棒に狙われる・・・

昔から言われる言葉。。。高い塀の家ならばお金があるという事もあるが一度敷地内に入れば外からは解らないという事もある。プライバシーが守られる家は泥棒のプライバシーも守ってくれる。。。だからオープン外構は防犯にもなると思う。(防犯対策で敷地周りに砂利をひいたりトタン板を置いて人の足音がわかるようにする事もある)・・・そうだ!物は考えようなんだ!・・・?

プライバシーも大切・・・

オープン外構についていろいろ語っても,やはり人様に自分の家の中まで見られるのは抵抗がある。見られないようにする方法は・・・そうだ!道に沿って花を植えてみよう。。。です。もし足元に花が咲いていたら花を見ませんか?道路側に沿って花があれば自然と目線は花に・・・そう家の中ではなく花に目線が移るんですね。皆に楽しんでもらえる事がプライバシー保護にもなるなんて・・・ちょっと苦しい?いや・・・そんな事はないと思う。

緑は大切・・・

庭にシンボルツリーを植えましょう。。。リビングの窓の外に木を植えましょう。。。緑は心を和らげます。大きな木でなくても良いんです。木の向うにある家ってすごく絵になりますよ。

さて次は外構第二段・・・外構の照明です。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

家について考えよう⑪

今回はコンセントについて。。。

コンセントとSWの打合せ方・・・

私はお客様と家具の配置を打合せした後にいつも図面にコンセントの位置を書いて渡します。家具の配置にによってコンセントの位置が決まると思うからなのです。そして最終決定は上棟後にSWBOXを取り付けた現場で決めます。実際に目で見たほうがイメージがしやすいからです。当然前回ブログで紹介した照明のSWもここで確認してもらいます。自分達の生活をイメージしながらSW等を確認してもらうのです。そのおかげでSW関係のクレームは少なくなりました。

それでも少ないコンセント・・・

クレームは少なくなったとはいえもう少しコンセントがあっても良かったとは聞くのです。ある電気屋さんの息子さん(本人は普通のサラリーマンですが・・・)の家を建てた時コンセントは一箇所に付き2BOXで4口にして欲しいと指定がありました。設置場所はさほど多くなかったのですがご本人曰く『コンセントに不自由はない』との事でした。今の時代それ位あってもおかしくはないと思いますしね。。。

後からでもなんとかなるコンセント・・・

コンセントが足らないと悩んでいる方。。。実は条件付で簡単に増やせるんです。。。専門高校クラスの知識があれば日曜大工なみに・・・。出来ない人は点検時にコンセントを増やしてもらえば良いのです。金額は1箇所3000円位かな。。。不便だからと追加したとしても1箇所か2箇所程度の事だからヘソクリからでも出るでしょ・・・。それにそれを損とは思わないでほしいんです。だって電気工事屋さんが来てくれた時に色んな情報を貰えば良いのです。今後のTV放送やら何処のエアコンが良いのかやら色々・・・仲良くなれば困った時に来てくれるから実はお徳なんです。。。そう考えれば良いと思いません?・・・わたしだけ?

それでもTVとパソコンの場所は多すぎる位が丁度良いでしょうね。。。

今日も電気配線を考えました・・・

今日は床屋改装工事の土間コン打ちでした。朝職人さんよりも早く現場に到着し器具の位置だし・・・決定後床付コンセントの位置だし・・・受付カウンターまでの配線確認・・・今はオーデイオからパソコンまで多種多様な電気機器があるから全てチェックチェック・・・

さて次回は・・・ちょっと外れて外構についてです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »