家について考えよう⑥
さて第6段は構造です。(明日は朝が早いので今更新・・・)
私は木造在来工法が得意なのでその方面での語り。。。
地盤から基礎工事について
今は地盤調査を行なう事が義務付けされています。住宅では一般的にサウンディング試験法という簡易的な調査を行い地盤の強度を調べていきます。その地盤の強度により基礎種を決定するのです。住宅の基礎には一般的に【布基礎】【べた基礎】【杭基礎】の3タイプがあります。設計者・施工店・メーカーにより多種多様ですが私は基本として【ベタ基礎】をお薦めします。 (金額的には布基礎もべた基礎も大差ないと基礎工事屋さんが言ってました。(爆 後は基礎の立上り部に換気口を設けるかです。賛否ありますが白蟻対策・地震対策の為に土台下にパッキンを入れると良いでしょうゴム製の物以外に鋼製の物もあります。ここで注意事項。。。調査後に補強が必要となった時です。補強方法には幾つか方法がありますから補強方法について保証について費用について良く良く説明を受けてください。
木構造について
1:在来工法での注意点です。従来からのホゾ接合による工法と木造ハウスメーカーが多く採用している金物接合による工法があります。営業マンはお互いに自分の工法の自慢と相手の工法の欠点を説明してくれると思います。私の好き嫌いは別として工法に大きくな違いません,ましてどちらかが弱いなんて事はない。ただ大注意点があります。梁・桁・柱材については乾燥材若しくは集成材を使用してください。グリーン材(未乾燥材)は土壁の場合を除いて使用不可と思ってもOKです。これは入居後木材の収縮により床が沈んだなんて事が起きるのを防ぐためです。え?なぜ土壁のいえはグリーン材でも良いのか?それは土壁をつけた後建物に乾燥時期があるためです。この乾燥時間は壁も乾燥させますが木材も乾燥させる大切な時間なんです。自分の家が心配でしたら簡単に含水率計で測定できますから施工店の方にお願いして木材の状況など調べるのも良いでしょう。
2:家を地震から守る工法としては 【剛構造】 【免震構造】 【制震構造】 などがあります。 【剛構造】 とは従来の筋違いによる耐力壁を配置した構造です。この壁が家を地震から守りますのでプラン時にはバランス良く配置する事が大事。施工時には確実に取付をする事が必要です。ただ必要以上に入れるのは危険です(入れれば良いなんて考えは危険という事)。。。適度にバランス良く配置する事と耐力壁に応じた補強が必要です。。。自慢ですが私はこの辺は詳しいんです詳しすぎてこれ以上は企業秘密。。。(ケチ それからよく建前後に『筋違いは図面より多く配置したよ』と誇らしげに話す方がいますが実は駄目なんです。注意してくださいね。 【免震構造】 は基礎部分と建物部分を切り離し地震時に建物に大きな揺れを伝えない構造です。私もモデルハウスで体験した事がありますがどんなに揺れても地下鉄に乗っている感覚に似ています。高価ですが地震の揺れ自体感じたくない方はお薦めです。いろいろ制約が出てきますが。。。 【制震構造】 ですが最近ハウスメーカーがCMしています。実際細かい事は解りませんが良い考えと思います。あ・・・でも木造でも使えるのかな?また調べておきますね。。。それか誰か教えて・・・(ヲイ
では次回は。。。設備機器について。。。
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